それでも薬を飲まなきゃいけない時もある
2016/02/29
ざわざわ感がまだ続いています。
当初の頃よりはだいぶましになり、治まっている時間もあります。
けれども始まってしまうと落ち着かなく、家中を歩き回ったりして、とにかくじっとしていられないのです。
エビリファイを増薬して、少ししてから始まったこの状態。
…うーん。どうやらやっぱり副作用の気がします。
けれども今のところ薬は中断できないし、生活に支障が出るほどの副作用でもないので仕方ないとあきらめています。
作用と引き換えの、この「副作用」は本当に厄介なものです。
あまり酷くなるようなら、主治医に相談してみよう…。
ところで、私は「薬」を飲むことにさほど抵抗はありません。
抗うつ剤は脳に作用する薬なので、最初は抵抗がありましたが、「飲め」と言われれば素直に飲みます。
「私はできるだけ薬を飲まずに治したい」などと頑なに拒んだり出来る状態でもありませんでしたし。
昔、通っていた耳鼻科で、隣で治療を受けていた人が「抗生剤は要りません」ときっぱりと先生に言っていたことがありました。
何故ゆえ?…と先生が問うと、その患者のおじさんは意気揚々と、「薬は嫌いなんで。信用できないんで。」と言い放ち、私の方がドギマギと事の成り行きを見守っていたことがあります。
すると先生は一喝。
「それでも飲まなきゃいけない時があります!」
──おじさんはすごすごと治療室を出ていき、受付で処方箋をもらっていましたが、あのおじさん、飲んでないんじゃないかな~(笑)
人間や動物には、「自己治癒力」「自浄作用」というものが備わっていますが、それがきちんと機能できないレベルの「身体の故障」もあると思うのです。それを補うのが薬であって、あまりに依存してしまうのも考えものですが、きちんと自分の体質を理解し、決められた処方を守って使えば、嫌悪するほどのことでもないと考えています。
そしてどんな薬にも多かれ少なかれ「副作用」が発現する恐れがあることは至極当然のことだとも理解しているのです。
片頭痛もちの私は、酷い頭痛などが始まると我慢している時間が勿体ないのですぐ頭痛薬を飲んでしまいます。
(実際、頭痛はあまり我慢しないほうが良いと言う説もあるらしいですが良く判りません)
が、世の中にはあのおじさんの様に薬を徹底的に否定していて嫌悪さえ感じている人達もいます。
以前勤めていた会社の同僚がそうでした。
別の同僚の子がやはりひどい頭痛もちで、「頭痛外来」に通っているような状態だったので、良く薬を飲んでいたのですが(病院で処方された薬)、その様子を見て「あまり薬を飲むのは良くない。我慢したほうがいい。」と、それはしつこく言い張るのです。何故かときくと、「自分で治せるものは自分で治した方がいいよ。」と頑なに主張するのです。
痛みが我慢できないから彼女はきちんと病院に通って検査をし、薬を処方されて飲んでいる訳であって、それをとやかく言われる筋合いはありません。
「ほらー、また薬飲んでる!」「だめだよ、身体に悪いよ」
…そんなの人の勝手だと思うのに、しつこくしつこく諭すのです。
そして何かあるとすぐ、「薬飲んでるからだよー」「薬のせいだよー」……。
頭痛もちの同僚の子は軽く流していましたが、私の方が聞いていて不快になるほどでした。
確かに薬を使わないで済むならそれに越したことはないと思うのですが、それを人に押し付けるのはどうかと。
どうしても薬を飲まなくてはならない時もあるのでは、と思うのです。
私は今、うつ病で3種類くらいの薬を飲んでいますが、副作用もそこそこあります。
中には重篤な副作用に苦しんでいても、飲み続けている人も多いと思います。
それは「飲まなくてはならない」状況だから、飲んでいるのだと思うのです。
私自身、薬にだいぶ助けられてきた部分もあると思っています。
到底、薬なしでは自分の力でここまで這い上がっては来れませんでした。
「感情をコントロールするようにする」「考え方を変える」…などなど、心療内科に通って薬を処方してもらう以外にも色々な対処法はあったかもしれませんが、私には無理でした。
そもそも、それが出来ないからうつ病になった訳で。
それどころかこの様々な身体の不調を「病気」と認めず、「誰にでもよくあること」「みんな我慢している」…と頑なに決めつけ、自分の力でなんとかしようとしていたら、今頃どうなっていたか判りません。
それほどうつの症状は根が深いのです。
健常者には理解して貰えないかもしれませんが、口で言うほど簡単に治せるものではないのです。
私もうつ病になるまでは、これほど精神の病というものが辛いものだとは全く知りませんでした。
決して薬に全幅の信頼を置いてる訳じゃないけれど。
今は薬の助けを借りて、自分で何とかできるようになるレベルまで、引き上げてもらっている最中。
私はそう思って、今日も薬を飲んでいます。
具合が悪くてダンナの帰りを待たずに早く寝てしまった日。
朝起きたら、伝言板にダンナからのメッセージが。笑った。

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当初の頃よりはだいぶましになり、治まっている時間もあります。
けれども始まってしまうと落ち着かなく、家中を歩き回ったりして、とにかくじっとしていられないのです。
エビリファイを増薬して、少ししてから始まったこの状態。
…うーん。どうやらやっぱり副作用の気がします。
けれども今のところ薬は中断できないし、生活に支障が出るほどの副作用でもないので仕方ないとあきらめています。
作用と引き換えの、この「副作用」は本当に厄介なものです。
あまり酷くなるようなら、主治医に相談してみよう…。
ところで、私は「薬」を飲むことにさほど抵抗はありません。
抗うつ剤は脳に作用する薬なので、最初は抵抗がありましたが、「飲め」と言われれば素直に飲みます。
「私はできるだけ薬を飲まずに治したい」などと頑なに拒んだり出来る状態でもありませんでしたし。
昔、通っていた耳鼻科で、隣で治療を受けていた人が「抗生剤は要りません」ときっぱりと先生に言っていたことがありました。
何故ゆえ?…と先生が問うと、その患者のおじさんは意気揚々と、「薬は嫌いなんで。信用できないんで。」と言い放ち、私の方がドギマギと事の成り行きを見守っていたことがあります。
すると先生は一喝。
「それでも飲まなきゃいけない時があります!」
──おじさんはすごすごと治療室を出ていき、受付で処方箋をもらっていましたが、あのおじさん、飲んでないんじゃないかな~(笑)
人間や動物には、「自己治癒力」「自浄作用」というものが備わっていますが、それがきちんと機能できないレベルの「身体の故障」もあると思うのです。それを補うのが薬であって、あまりに依存してしまうのも考えものですが、きちんと自分の体質を理解し、決められた処方を守って使えば、嫌悪するほどのことでもないと考えています。
そしてどんな薬にも多かれ少なかれ「副作用」が発現する恐れがあることは至極当然のことだとも理解しているのです。
片頭痛もちの私は、酷い頭痛などが始まると我慢している時間が勿体ないのですぐ頭痛薬を飲んでしまいます。
(実際、頭痛はあまり我慢しないほうが良いと言う説もあるらしいですが良く判りません)
が、世の中にはあのおじさんの様に薬を徹底的に否定していて嫌悪さえ感じている人達もいます。
以前勤めていた会社の同僚がそうでした。
別の同僚の子がやはりひどい頭痛もちで、「頭痛外来」に通っているような状態だったので、良く薬を飲んでいたのですが(病院で処方された薬)、その様子を見て「あまり薬を飲むのは良くない。我慢したほうがいい。」と、それはしつこく言い張るのです。何故かときくと、「自分で治せるものは自分で治した方がいいよ。」と頑なに主張するのです。
痛みが我慢できないから彼女はきちんと病院に通って検査をし、薬を処方されて飲んでいる訳であって、それをとやかく言われる筋合いはありません。
「ほらー、また薬飲んでる!」「だめだよ、身体に悪いよ」
…そんなの人の勝手だと思うのに、しつこくしつこく諭すのです。
そして何かあるとすぐ、「薬飲んでるからだよー」「薬のせいだよー」……。
頭痛もちの同僚の子は軽く流していましたが、私の方が聞いていて不快になるほどでした。
確かに薬を使わないで済むならそれに越したことはないと思うのですが、それを人に押し付けるのはどうかと。
どうしても薬を飲まなくてはならない時もあるのでは、と思うのです。
私は今、うつ病で3種類くらいの薬を飲んでいますが、副作用もそこそこあります。
中には重篤な副作用に苦しんでいても、飲み続けている人も多いと思います。
それは「飲まなくてはならない」状況だから、飲んでいるのだと思うのです。
私自身、薬にだいぶ助けられてきた部分もあると思っています。
到底、薬なしでは自分の力でここまで這い上がっては来れませんでした。
「感情をコントロールするようにする」「考え方を変える」…などなど、心療内科に通って薬を処方してもらう以外にも色々な対処法はあったかもしれませんが、私には無理でした。
そもそも、それが出来ないからうつ病になった訳で。
それどころかこの様々な身体の不調を「病気」と認めず、「誰にでもよくあること」「みんな我慢している」…と頑なに決めつけ、自分の力でなんとかしようとしていたら、今頃どうなっていたか判りません。
それほどうつの症状は根が深いのです。
健常者には理解して貰えないかもしれませんが、口で言うほど簡単に治せるものではないのです。
私もうつ病になるまでは、これほど精神の病というものが辛いものだとは全く知りませんでした。
決して薬に全幅の信頼を置いてる訳じゃないけれど。
今は薬の助けを借りて、自分で何とかできるようになるレベルまで、引き上げてもらっている最中。
私はそう思って、今日も薬を飲んでいます。
具合が悪くてダンナの帰りを待たずに早く寝てしまった日。
朝起きたら、伝言板にダンナからのメッセージが。笑った。

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旦那様のメッセージがかわいらしくてほっこりしてしまいました。
私も、頭痛持ちなのですが、薬は早く飲んでしまう方です。でも父などはやはり、薬に頼るのは嫌いなようで、年配の方に多いような気がします。
副作用はこわいものもありますが、手っ取り早く楽になりたい、と考えてしまう方です。
薬といいつきあい方ができればいいですね。
旦那様のイラストとメッセージに感動してしまいました。
インコと理解するまでに数秒かかりましたが(笑)
旦那様に感動したとお伝えください♪
只今イ●イ●病で体調不良の為では(^O^)/
いつもコメントありがとうございます。
ダンナのメッセージにはいつも笑かしてもらってます。(笑)
もっとすごい判読不可能のとかあるんですよ。
>でも父などはやはり、薬に頼るのは嫌いなようで、年配の方に多いような気がします。
そう言えばそうですね。でもうちの両親はふたりとも持病があるので、物凄い量の薬飲んでます。
さすがにちょっと心配になります。
薬とのつきあいは難しいですね。
いつもコメントありがとうございます。
カネゴンさんのコメのタイトルに吹いてしまいました(笑)
私も時々、ダンナが何を描いたのか判らない時があるんですよ~。
伝えておきますね~。
イ●イ●病、大丈夫ですか?
ブログを拝見したのですが、私なら憤死のレベルです。
カネゴンさんの無事を祈っております…。