カラダは悲鳴をあげていた
2015/12/15
私は眠りが浅い方です。
毎日早朝覚醒してしまい、目が覚めるのはまだ外が真っ暗な4時頃。
そのまま眠れなくなってしまうので、仕方なく起き出してしまいます。
ところが、朝のひと仕事を終えた後に薬を飲むと、急激に眠気に襲われて小一時間くらい眠ってしまいます。
この眠気はとても激しく、気をつけていないとコーヒーカップを持ったまま気絶するように倒れこんだりするので、自分の部屋のラグはもう、コーヒーだのお茶だののシミだらけ状態で、汚いったらありゃしません。
完璧主義の割にはこういうところはずぼらな私です。
心療内科の先生からは、「なるべく生活ペースを元に戻して行って下さい。」とのお達しがあり、自分でも働くようになったら辛いのでなるべく気をつけてはいるのですが、この朝の眠気だけにはどうしても勝てないでいます。
今のところ、朝のこの眠りが一番深いような気がしています。
けれども、心療内科に通い始めたどん底の頃に比べれば、体調はだいぶ良くなりました。
早朝覚醒、たまに中途覚醒はまだありますが、他の症状はほとんど現れなくなっています。
今思うと、あんなに色々苦しめられた症状は、自律神経が乱れて引き起こしていた身体からの危険信号だったのだと思います。
それに気付かず、うつ病にまで移行してしまったという訳です。
様々な原因不明の症状が身体に出始めたのは、今から5、6年前だったと思います。
その頃は同僚に、「毎日どこかが痛いって言ってるよ」(私は病院で病気自慢してるおばあさんか!)などとよく言われていました。けれども全くその通りで、次から次へと原因不明の不調が身体を襲うのです。
①腰から左足にかけた酷い痛み
座り仕事だったので、腰痛になったのかな?と思いマッサージに通ったりしていたのですが、一向に良くなりません。腰だけなら婦人科系も疑うのですが、どちらかというと坐骨神経痛のような痛みで、そのうち椅子に座っての仕事が出来なくなり、立ってPC入力したりしていました(笑)
「神経痛ならマッサージって良くないんじゃない?」と友人に言われ、病院を変えようと思っていた矢先に、いつのまにか痛みは消えてしまいました。
②酷い頭痛…というか顔面痛、歯痛
朝起きた時から頭の芯や顔面(頬骨の辺り)が鈍く痛み、鎮痛薬もよく効かず、数日間続きます。
また、歯痛も伴っていたので虫歯でもあるのかと歯医者に行ってみたのですが、全く異常なし。
まさに原因不明の歯痛でした。
後で知ったのですが、ストレスからくる非定型歯痛(特発性歯痛)というものがあるそうで、これには治療として有効なのが三環系抗うつ薬(ドスレピン、アミトリプチリンなど)の投与だそうです。
もしかしてそれだったのかな…などと少し疑っている私。
そしてその痛みもいつの間にか消えていました。
③胃痛と腹部の膨満感
一番苦しめられたのがこれでした。
私はもともと胃腸は丈夫で、、一人暮らしでどんなに不摂生な食生活をしていても、暴飲暴食をしていても、胃に来ることは滅多にありませんでした。
それなのに仕事中にいきなりキリで刺されたように胃がずきずきと痛むようになりました。
空腹時、満腹時関係なく、いきなり胃が痛みだすのです。これは胃腸薬でなんとか凌いでいましたが、腹部膨満感の方はいかんせんどうにもしがたい悩みでした。
お腹が空気で一杯になってしまうのです。
特に昼食後の午後が一番酷く、次第に空気でお腹が膨らんで、仕事を終え帰宅する頃には風船のようにお腹が膨らんでしまい、苦しくてパンツのボタンを外したりしていました。
あまり酷いと吐き気も起き、これが嫌で昼食をいつも軽めにしたりしていたのです。
病院へ行くと、「過敏性腸症候群」でしょうとのこと。ガスモチンという薬を処方されましたが、全く効き目がありませんでした。
不思議なことに、帰宅したり、休日の日には症状が出ないのです。
この頃になるとさすがの私もこれはストレスでは…と疑い始めました。
④喉に何かつかえてる感じがする。ものが飲み込みにくい
いつも喉の奥に何か挟まっているような不快感が抜けません。その頃CMで「逆流性食道炎」というのをアトムがやたらやっていて、自分もこれかもしれないと思い、消化器内科を受診。胃カメラまで飲みましたが、全く異常なし。逆に「綺麗な胃だねえ」とか褒められる始末…。
これも異常がないと判った途端に症状が消えてしまいました。
⑤耳が聴こえなくなる
朝起きると同時に、両耳が何かで塞がれているような(まさに耳栓してるような…この頃はまだしてません)感覚で、音が聴こえづらいのです。これは仕事にも支障をきたすのでとても厄介でした。
その頃会社の同僚がやはり同じ症状があり、「突発性難聴」と診断されて緊急入院したので、私も慌てて耳鼻科を受診してみました。すると、全く聞こえてない訳ではなく、おそらく「耳管狭窄症」でしょうとの診断でした。
しばらく通院しましたがなかなか改善せず、慣れてしまった頃にこれも症状が消えていきました。
⑥手の酷い痺れ、感覚がなくなる
一日中手の指が痺れ、一時は感覚さえ無くなってしまいました。
これは、もう心療内科に通院していた頃だったので、薬の副作用かもしれませんが、先生に言わせると、薬を服用し始めて結構経つのでそれはないとのお答え。
念の為、脳神経内科で脳と首のCTを撮りましたがこれも異常なし。
この症状もそのうち消えていきました。
備忘録のつもりで書き出してみたのですが、こうして改めて振り返ると、かなり不調だったんだなあ…としみじみ思います。⑥以外は全て、仕事をしていた時のものなので、これに加えて落ち込み、イライラが酷く、最悪のコンディションで毎日働いていた訳です。
全てが全て、自律神経の不調から来たものではないかもしれません。
いくつもの病院を受診しましたが、「自律神経の不調から来るものでは?」と指摘してくれた病院はなく、原因が判らないと「何かストレスありませんか?」と最後に訊かれます。
「そう言えば仕事が忙しいです。」と答えると、先生はしてやったりといった表情で「ストレスを取り除けば良くなると思いますよ。」と返してきます。(原因が判らなければ、全てストレスと言われるような気が…)
仕事を辞めるわけにもいかないので、「ストレスかあ。まあ疲れてるんだな」…と自己完結してしまってここまでこじらせてしまった訳です。
ストレスというものは本当に厄介で、自分もそうですが、周りも何故か軽んじる風潮がある気がしてなりません。
ストレスは何かしら皆が感じているものだし、それを不調の理由にすると「メンタル面で弱い奴」とレッテルを貼られてしまう気がするのです。なので自分でも、ストレスならば大したことないんだなあ、気の持ちようなんだなあ…と勝手に解釈してしまう傾向にあります。
けれどもストレスほど恐ろしいものはないのです。
原因の判らない身体の不調は、何らかのサインなんだなあと改めて思います。
そのサインをしっかり受け止めて、自分の置かれた状況、そして精神状態にも冷静に目を向けてみることをしないと、やがて大変なことになってしまうんだと今なら実感できるのです。
私の場合、もっと早く心療内科を受診していたら、最終的にはやっぱり仕事を辞めたとしても、もう少し違った辞め方が出来たかもしれません。
身体は散々、悲鳴を上げて知らせてくれていたのに、自分がそれをちゃんと受け止めることが出来なかった訳です。
これらの症状は、治療のせいなのか、ストレスの元が無くなったからなのかは判りませんが、今では殆ど現れていません。たまに頭痛がするくらいです。
うつになってみて、本当に色々考えさせられることばかりです。
でも、これも私には必要な経験のひとつなのかもしれません。
今これにはまってる……。美味い。

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毎日早朝覚醒してしまい、目が覚めるのはまだ外が真っ暗な4時頃。
そのまま眠れなくなってしまうので、仕方なく起き出してしまいます。
ところが、朝のひと仕事を終えた後に薬を飲むと、急激に眠気に襲われて小一時間くらい眠ってしまいます。
この眠気はとても激しく、気をつけていないとコーヒーカップを持ったまま気絶するように倒れこんだりするので、自分の部屋のラグはもう、コーヒーだのお茶だののシミだらけ状態で、汚いったらありゃしません。
完璧主義の割にはこういうところはずぼらな私です。
心療内科の先生からは、「なるべく生活ペースを元に戻して行って下さい。」とのお達しがあり、自分でも働くようになったら辛いのでなるべく気をつけてはいるのですが、この朝の眠気だけにはどうしても勝てないでいます。
今のところ、朝のこの眠りが一番深いような気がしています。
けれども、心療内科に通い始めたどん底の頃に比べれば、体調はだいぶ良くなりました。
早朝覚醒、たまに中途覚醒はまだありますが、他の症状はほとんど現れなくなっています。
今思うと、あんなに色々苦しめられた症状は、自律神経が乱れて引き起こしていた身体からの危険信号だったのだと思います。
それに気付かず、うつ病にまで移行してしまったという訳です。
様々な原因不明の症状が身体に出始めたのは、今から5、6年前だったと思います。
その頃は同僚に、「毎日どこかが痛いって言ってるよ」(私は病院で病気自慢してるおばあさんか!)などとよく言われていました。けれども全くその通りで、次から次へと原因不明の不調が身体を襲うのです。
①腰から左足にかけた酷い痛み
座り仕事だったので、腰痛になったのかな?と思いマッサージに通ったりしていたのですが、一向に良くなりません。腰だけなら婦人科系も疑うのですが、どちらかというと坐骨神経痛のような痛みで、そのうち椅子に座っての仕事が出来なくなり、立ってPC入力したりしていました(笑)
「神経痛ならマッサージって良くないんじゃない?」と友人に言われ、病院を変えようと思っていた矢先に、いつのまにか痛みは消えてしまいました。
②酷い頭痛…というか顔面痛、歯痛
朝起きた時から頭の芯や顔面(頬骨の辺り)が鈍く痛み、鎮痛薬もよく効かず、数日間続きます。
また、歯痛も伴っていたので虫歯でもあるのかと歯医者に行ってみたのですが、全く異常なし。
まさに原因不明の歯痛でした。
後で知ったのですが、ストレスからくる非定型歯痛(特発性歯痛)というものがあるそうで、これには治療として有効なのが三環系抗うつ薬(ドスレピン、アミトリプチリンなど)の投与だそうです。
もしかしてそれだったのかな…などと少し疑っている私。
そしてその痛みもいつの間にか消えていました。
③胃痛と腹部の膨満感
一番苦しめられたのがこれでした。
私はもともと胃腸は丈夫で、、一人暮らしでどんなに不摂生な食生活をしていても、暴飲暴食をしていても、胃に来ることは滅多にありませんでした。
それなのに仕事中にいきなりキリで刺されたように胃がずきずきと痛むようになりました。
空腹時、満腹時関係なく、いきなり胃が痛みだすのです。これは胃腸薬でなんとか凌いでいましたが、腹部膨満感の方はいかんせんどうにもしがたい悩みでした。
お腹が空気で一杯になってしまうのです。
特に昼食後の午後が一番酷く、次第に空気でお腹が膨らんで、仕事を終え帰宅する頃には風船のようにお腹が膨らんでしまい、苦しくてパンツのボタンを外したりしていました。
あまり酷いと吐き気も起き、これが嫌で昼食をいつも軽めにしたりしていたのです。
病院へ行くと、「過敏性腸症候群」でしょうとのこと。ガスモチンという薬を処方されましたが、全く効き目がありませんでした。
不思議なことに、帰宅したり、休日の日には症状が出ないのです。
この頃になるとさすがの私もこれはストレスでは…と疑い始めました。
④喉に何かつかえてる感じがする。ものが飲み込みにくい
いつも喉の奥に何か挟まっているような不快感が抜けません。その頃CMで「逆流性食道炎」というのをアトムがやたらやっていて、自分もこれかもしれないと思い、消化器内科を受診。胃カメラまで飲みましたが、全く異常なし。逆に「綺麗な胃だねえ」とか褒められる始末…。
これも異常がないと判った途端に症状が消えてしまいました。
⑤耳が聴こえなくなる
朝起きると同時に、両耳が何かで塞がれているような(まさに耳栓してるような…この頃はまだしてません)感覚で、音が聴こえづらいのです。これは仕事にも支障をきたすのでとても厄介でした。
その頃会社の同僚がやはり同じ症状があり、「突発性難聴」と診断されて緊急入院したので、私も慌てて耳鼻科を受診してみました。すると、全く聞こえてない訳ではなく、おそらく「耳管狭窄症」でしょうとの診断でした。
しばらく通院しましたがなかなか改善せず、慣れてしまった頃にこれも症状が消えていきました。
⑥手の酷い痺れ、感覚がなくなる
一日中手の指が痺れ、一時は感覚さえ無くなってしまいました。
これは、もう心療内科に通院していた頃だったので、薬の副作用かもしれませんが、先生に言わせると、薬を服用し始めて結構経つのでそれはないとのお答え。
念の為、脳神経内科で脳と首のCTを撮りましたがこれも異常なし。
この症状もそのうち消えていきました。
備忘録のつもりで書き出してみたのですが、こうして改めて振り返ると、かなり不調だったんだなあ…としみじみ思います。⑥以外は全て、仕事をしていた時のものなので、これに加えて落ち込み、イライラが酷く、最悪のコンディションで毎日働いていた訳です。
全てが全て、自律神経の不調から来たものではないかもしれません。
いくつもの病院を受診しましたが、「自律神経の不調から来るものでは?」と指摘してくれた病院はなく、原因が判らないと「何かストレスありませんか?」と最後に訊かれます。
「そう言えば仕事が忙しいです。」と答えると、先生はしてやったりといった表情で「ストレスを取り除けば良くなると思いますよ。」と返してきます。(原因が判らなければ、全てストレスと言われるような気が…)
仕事を辞めるわけにもいかないので、「ストレスかあ。まあ疲れてるんだな」…と自己完結してしまってここまでこじらせてしまった訳です。
ストレスというものは本当に厄介で、自分もそうですが、周りも何故か軽んじる風潮がある気がしてなりません。
ストレスは何かしら皆が感じているものだし、それを不調の理由にすると「メンタル面で弱い奴」とレッテルを貼られてしまう気がするのです。なので自分でも、ストレスならば大したことないんだなあ、気の持ちようなんだなあ…と勝手に解釈してしまう傾向にあります。
けれどもストレスほど恐ろしいものはないのです。
原因の判らない身体の不調は、何らかのサインなんだなあと改めて思います。
そのサインをしっかり受け止めて、自分の置かれた状況、そして精神状態にも冷静に目を向けてみることをしないと、やがて大変なことになってしまうんだと今なら実感できるのです。
私の場合、もっと早く心療内科を受診していたら、最終的にはやっぱり仕事を辞めたとしても、もう少し違った辞め方が出来たかもしれません。
身体は散々、悲鳴を上げて知らせてくれていたのに、自分がそれをちゃんと受け止めることが出来なかった訳です。
これらの症状は、治療のせいなのか、ストレスの元が無くなったからなのかは判りませんが、今では殆ど現れていません。たまに頭痛がするくらいです。
うつになってみて、本当に色々考えさせられることばかりです。
でも、これも私には必要な経験のひとつなのかもしれません。
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色々な症状に悩まされたんですね・・・人間の身体ってすごいですよね。
私にもストレスしか考えられない症状があります。
突然の高熱です。父が病気で手の施しようがないと宣告された日・・・高熱をだしました。不思議と翌日には下がりました。大好きだったおばの時も・・・
そして自分の生活の中で時々意味もわからず高熱を出します。
インフルエンザかと思い病院に行くと違い、先生もなんか腑に落ちない感じの対応。この秋に久々高熱をだし、病院行ってもどうにもならないと思ったのですが、行った方が・・・と相方に言われ行きました。やっぱり不明。いい先生で原因を色々考えてくれました。私はストレスがたまると爆発するみたいで・・・と言うと先生はそんなことないでしょ・・・と笑われました。
個々に耐えられないと出る症状があるんでは・・・と思います。
でも色々な症状、今は治っていて本当に良かったですね。
いつもコメントありがとうごさいます♪
本当に人間の身体は不思議ですよね。
私の場合は身体に満遍なく不調が出たので、まさに満身創痍と言った感じだったようで、あの状態で毎日通勤していたのが今では信じられません。
自分ではどこの病院に行ったらいいのか判らず、随分あちこちを行き来しましたが、ここまで原因不明の不調が続いたら、心療内科を受診した方が早かったのかもしれませんね。
昔、職場の先輩が「ストレス馬鹿にすると痛い目見るよー」と言ってたんですが、今では本当に判ります。
最近、気温の差が激しいので、nagoさんもお身体気をつけて下さいねー。
いろいろな症状で大変でしたね。
私も今思えば、仕事から帰ると毎日37度の微熱が出るとか、エレベーターが乗れないとか、笑われている錯覚、手や唇が震えて書くこと、しゃべることに支障が出たりしていました。誰かに悩みを相談することもなく、単なるストレスか、もしくはちょっと早めの更年期?と思って病院には行きませんでした。
実は更年期かと思って命の●を飲んでいました(^^ゞ
身体のサインを無視してはいけませんね。
ノンアル情報ありがとうございました💛コラーゲン入りのコレはまだ飲んでません。
コメントありがとうございます。
カネゴンさんも色んな症状があったのですねー。
>笑われている錯覚、手や唇が震えて書くこと、しゃべることに支障が出たりしていました。
これ、私もありました。特に手が震えてキーボードが打てないんです。今でも後遺症のように残っていて、すっかりタイピングが遅くなってしまいました。
私も真っ先に疑ったのは更年期です(笑)
実際、更年期からうつになってしまう人もいるみたいで、重なるとかなり辛いみたいですよ。
コラーゲンのこれ、美味しいです(笑)
もう飲めなくなってしまったので、ビールの代わりにゴクゴクやってます。