08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

外へ出てみようと再び思い始めた

2016/07/18
ダンナの検査結果が出ました。
この日まで、本当に一日千秋…長かったです。
当日になったら、結果がどうであれ「もう『待つ』ことから解放されるんだ」という、不思議な安堵感がありました。

ダンナはまた例によって仕事を抜けてくるというので、ふたりで病院で待ち合わせです。
いつもはそうでもないのにその日に限って病院は凄い混雑で、私はそれだけで気分が悪くなりそうだったので、病院の売店で水を買ってデパスを流し込みました。
待ち時間が非常に長く、予約時間も軽くオーバーしています。
こういう時間が不安神経症の私には一番酷で、パニック発作が出そうになるのを何とか気を紛らわして堪えていました。
いつもそうなのですが、極度に緊張すると私は手が震えるのです。
旅行で朝のラッシュにぶつかった時と同じように、私の両手は震えていました。

……結果はふたつとったポリープの両方とも良性でした。

ただちょっと大きさがあったので深めにえぐって取ったとのこと。
細胞検査では異常がなかったそうです。

私は診察室を出ると嬉しくて、ダンナの肩をばんばん叩いてしまいました(笑)
ダンナは照れているのか、「ガンだったら会社辞めてあちこち旅行したのに」などとまだほざいていました。

ダンナと別れた後、帰宅した私は肩から背中にかけて重くてたまらず、それから2、3日は全く動けない状態になってしまいました。
余程のストレスだったのだと思われます。

ダンナが大腸にポリープがあると診断されてから、私の調子はガタガタでした。
この2ヶ月間、ずっと緊張しながら日々を送っているようなものでした。
主治医にも頓服でソラナックスを追加されてしまいました。

「彼がもし、がんだったら、この先どうしたらいいのだろう」

頭の中を占めるのはそのことのみ。
物事を悪いほうに悪いほうに考えてしまい、すべての事象が「彼ががんである」ことを指しているような気がして居てもたってもいられませんでした。
主治医に「人の体験談とかネットで見ては駄目だよ。人それぞれ違うんだから、それでまた不安になっちゃうから」と言われたのですがついつい見てしまって、ダンナの状態と比べて一喜一憂したりしていました。
ろくに家事も出来ず、彼に偏った食生活を強いている自分を責めたり、もう色々考えすぎて、私の脳は疲労困憊してしまい、日常のことがなにひとつ満足に出来なくなったりもしてしまいました。

今回のことに限りませんが、「結果」はいつも決められていて、私たちはそれを聞くのを待つことしか出来ません。
あれこれと予想して悩んでも全ては無駄なのです。
頭では判っているのです。
けれどもだからといって「なるようになるさ」と開き直ることがなかなか難しい小心者の私です。
元より、そういう風にできる性格であったなら、うつ病なんかにならなかった訳ですし。


私はうつ病と診断されてからもう3年になります。
その間家にこもって療養していた訳ですが、仕事をすることもなく療養に専念できたのはダンナのおかげなんだと今回のことで改めて彼に感謝の気持ちを感じました。
調子が悪くて辛いことも沢山あるけれど、こうして非生産的な堕落した毎日を望まずも送っているけれど、それが毎日できるということは実は幸せなことなのだと。
自分は恵まれているのだと心からそう思います。

けれども今回のことは私の中で警鐘を鳴らす結果となりました。
今回は幸運にも大事には至りませんでしたが、これからもこういうことがあるかもしれないのです。
もしも彼に何かあった場合、私だけではどうすることもできないのだと改めて思い知ったのです。


うつの「寛解」とはどういう状態をいうのでしょうか。
私には判りません。
けれども3年たって、私はもう一番酷い「急性期」を脱しているのは事実だと思います。
最初のころに比べれば、外出も億劫ながらも出来るようになったし、ちょっとした旅行も出来ました。
聴覚過敏には相変わらず悩まされていますが、パニック発作も頻繁に出ることはなくなりました。
今はまだ調子が安定せず、ふらふらとした足取りでよたつき歩いているような状態ですが、もう少し安定したら、就活を再開してみようと思っています。
経済的にというよりも(そんなに稼げない)、自分のためにです。

と言うのは、家にこもって「考える時間」が沢山あるということは、却って自分に良くないことのように思うようになってきたのです。
テレビにも読書にも集中できない私には、腐るほど時間がある事は却って酷で、良くないことのように感じ始めました。
元より、仕事も家事も分刻みでやることを決め、走り回っていた性分なので、脳を完全に空にして休ませるその仕方も眠る以外判らないのです。

これから新たにフルタイムの仕事…というのはもう無理なので、(年齢的にも体力的にも)例え少しでも外に出て無心で働く時間を作れたら…と思っています。
ブランクもあるし、自分に何ができるのか、どこまで自分のスキルが外で通用するのかも全く分かりません。不安で怖くて仕方がないです。

けれども、これもひとつのきっかけなのかもしれません。







★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★



17:34 うつになって感じたこと | コメント(6)
コメント
みちるさん、こんにちは

ほんと良かったですね\(^o^)/
とくに最近のみちるさんはかなり苦しそうでしたから心配してました


これからご主人様の体調がメキメキ良くなるといいですね。
みちるさんも無理しすぎないで疲れを取ってくださいね。





みちるさん、おはようございます。

旦那さまの検査結果良性でよかったですね。
結果が出るまでの2ヶ月間長くて待つ身にとってお辛かったことだと思います。

本当によかったですね。
私も嬉しく思います。

働きにでようと思えるようになって気分が変わるかも知れませんね。
一日中に家にいるよりもパートに出て人や社会に接する方が「うつ」のこと忘れられるかも知れないですね。

今回、主人の病気でいつもポジテイブな考えの人が弱気になっているので至仕方ないかも知れません。
38年間連れ添って頼る人がいないので3人の子どもを共働きで育てました。
主人がいたから苦楽を乗り越えられた思います。

みちるさん、働きに出ても決して無理しないで下さいね。
ストレスは「うつ」に悪いですものね。

ポチ。
カネゴンさんへ
こんにちは~。
いつもコメントありがとうございます。

大騒ぎしちゃってご心配をおかけしました。
何とか大事には至らなかったようです。
こういうことがあると、ほんとにうつって悪化しますね。
私は不安神経症なんで、不安要素があるとてきめんです(笑)

>みちるさんも無理しすぎないで疲れを取ってくださいね。
ありがとうございます!ぼちぼち復活していきます。

あ、そうだ。ピロピロやってますよ~(笑)
misaeさんへ
こんにちは~。
いつもコメントありがとうございます。

今回は色々アドバイスも下さり、本当にありがとうございました。
本当に感謝しております。

主人も何とか大事に至らずにすみました。
本当に「待つ」という時間は辛いものですね。
結果が出るまでの期間で、だいぶうつが悪化してしまいました。

misaeさんの方も、無事ご主人の手術が終わることを祈っております。
あと、肋骨の方はいかがですか?
少しは痛みは軽くなったでしょうか。
気候もキツイですし、お身体大事にしてくださいね。

>みちるさん、働きに出ても決して無理しないで下さいね。
ストレスは「うつ」に悪いですものね。
ありがとうございます。
いつになるかわからないのですが、ボチボチ外の世界に出ていこうかなと思っています。
でもまたメンタルやられちゃうかなあ…。
みちるさん、こんばんは!
旦那様、良性で良かったですね。
さぞかしホッとしたことと思います。
私もリンパ節に大量に転移があったので、いつまた癌になるか分からないので不安な気持ちはありますが、いくら心配しても結果は確かに決まっちゃうのですよね。

就活大変だけど無理の無いように頑張ってください。
私も引きこもりだった時は、無理矢理寝ている毎日で、気持ちが余計に滅入りました。
今、仕事始めたばかりで早くも朝は行きたくなくて泣きそうになりますが会社に行ってしまえば何とかなってます。
このまま長く頑張れたら良いのですが。

お互い治ったわけではないので、本当に無理して逆に悪化しないように気を付けましょうね!(^-^)
メロさんへ
こんばんは~。
いつもコメントありがとうございます。
ご心配おかけしてすみませんでした。
大事には至らず、温かなコメントありがとうございました。

就活は今のところはまだ不調で無理ですが、いずれボチボチ再開させたいと思っています。
就活ってエネルギー要りますよね"(-""-)"

メロさんの方はお仕事いかがですか?
インバウンドとアウトバウンドでは、向き不向きがあるのかもしれませんね。
私もアウトバウンドの方が何となく向いている気もします。
…なんとなく、ですが(笑)

メロさんも頑張り過ぎないようにして下さいね。
頑張り過ぎって私たちには大敵ですものね。

管理者のみに表示