08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

デパスとさよならする日

2016/06/28
心療内科に行ってきました。
主治医が、「トラゾドンを断薬したが体重増加はいかに?」と訊くので、「体重は変わりません」と言ったところ、満面の笑みになる主治医。
「太ってないなら良かったね。」

……そうじゃないんです、先生!
体重増加は止まったものの、全く落ちなくなってしまったのは変わらないんです。
今の体重がデフォルトになってしまったら困るんです、先生!

叫びたかったけれども、もうそこで億劫になってしまう私。
これではいけないと帰途で色々思い返し、今度はレクサプロの減薬を(主治医が一回、試みようとして止めたので)お願いしてみよう…と決心しました。

ところで、私が一日で一番お世話になっているのがデパスです。
今、0.5mgを朝昼晩一錠ずつ、就寝時に二錠。
それからその他不安感が酷い時に頓服として飲んでいます。
一日六錠が限度なので、それを超えないように調整しているのですが、ODしてしまう日も少なくありません。
けれども最近、ふと「デパスは本当に私に効いているのか?」…と思うようになりました。



デパス(エチゾラム)(お薬110番より引用)

【効用】
●抗不安作用…おだやかな作用で不安や緊張感をやわらげます。
●鎮静・催眠作用…興奮状態やイライラをしずめたり、寝つきをよくします。同系の薬で、とくに催眠作用の強いものは睡眠薬として用いられています。
●筋緊張緩和作用…筋肉のこわばりや、つっぱりをほぐす作用があります。そのため、がんこな肩こり、腰痛、緊張型頭痛などにも応用されます。
●抗けいれん作用…けいれんを予防したり抑えます。
●チエノジアゼピン系の抗不安薬(緩和精神安定薬)です。作用的には、ベンゾジアゼピン系とだいたい同じです。
比較的安全性が高く、依存性もそれほど強くありません。
←ここ、少々疑問
●同類薬のなかでは、作用がやや強く、作用時間は短いほうです(作用/時間:中~強/短時間型 6時間以内)

【副作用】
●依存…長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
●刺激興奮…興奮、もうろう状態、取り乱す、かえって眠れない。(もともと精神障害がある場合などに、まれに出現)
●呼吸抑制…息苦しい、起床時の頭痛・頭重感。(もともと呼吸器系の弱っている人で、まれに出現)
●眠気、ボーッとする、注意力・集中力低下、頭が重い感じ
●ふらつき、めまい、けん怠感、脱力、まぶたが下がる
●生理不順、乳汁分泌
●長期連用で効き目が悪くなる



特に私には副作用らしきものは出現せず、ぼーっと眠くなるくらいで済んでいます。
心が落ち着き、正常に近くなるので、安心して食欲が増して太ってしまう…ということもあるようですが、むしろ以前より食欲の落ちた私はこれには当てはまりません(デパスのせいで太ったとか言われたら、もう飲む薬ないよ私…)
ので、私には合っている薬なのかもしれません。

私の症状の中で一番酷いのは「不安神経症」で、あらゆる不安要素を自分で作りだしてしまい、それが脳の中に定着してしまって離れず、終始苦しめられています。
と同時に神経質で周囲の状況が気になって止まらず、特に「音」に対する恐怖が酷い「聴覚過敏」です。
これらの不安や恐怖を取り除いてくれるのがデパスなのですが、どうも摂取しすぎていて、最近あまり効いてないんじゃないかと思うことがよくあるのです。
それに、「おだやかな作用で不安や緊張感をやわらげます」ってことは、ぼーっと心を落ち着かせてしまって、反対に「やる気」を失わせてしまっていて、それで日々の「億劫感」が強いのでは…と疑うようになりました。

──そもそも、本当にデパスは私の体の中で作用しているのか。
最近、甚だ疑問です。

外出先で不安発作が起きそうな時は確かに飲むと落ち着くけれども、それはデパスが効いてるんじゃなくて、「デパスを飲んだから大丈夫」という、いわば「プラセボ効果」なんじゃ…と疑うようになって来ました。
こう考えるようになったのは、体重増加のせいで、「薬をあまり飲みたくない」「依存症になりたくない」と言う気持ちが私の中に芽生え始めつつあるからなのです。
体重のことなどを気にするようになったのは、当初に比べていくらか回復傾向にあるのだと思います。以前は見てくれなんかどうでも良かったので…というか、気にする気力もありませんでした。

うつ病になり始めの頃、私は抗うつ剤や抗不安薬を飲むことにとても抵抗がありました。出来れば薬を使わずに治したいと思っていたのです。
しかし、私のその時の状態はとてもそんなに甘いものではなく、薬が必要だと主治医に懇々と説明されました。
その時の私は、薬に対する「恐怖」がとても強かったのですが、とにかく「治りたい」「元に戻りたい」の一心で、こわごわ薬を飲み始めたのです。
几帳面な私は、浴びるほど毎日飲んでいた酒もぴったりと止め、それからは薬の効力に望みをかけて過ごしてきたのです。
「そんなに薬を飲んで大丈夫なの?」と、周囲の人間が何の気なしに言い放つ言葉に時に落ち込み、「自分だって不安なんだよ!」と苛立ちながらも続けてきました。

確かにそのおかげか、一時は面接に行ったり、ハロワに行ったりと精力的に就職活動をできるまでに回復しました。
けれどもうつ病はやはり厄介な病気で、そのまま寛解することは無く、その後も山あり谷あり、数回のどん底を相変わらずやり過ごして今に至っています。

あんなに飲むのを躊躇していた抗うつ剤、抗不安薬も、今では何の躊躇もなく口に放り込むようになった私…。
もう2年以上服用を続けている私は、すっかり依存症になってしまっていて、特に朝と夕方はデパスを飲まないと不安で不安で仕方がありません。
それで結局は飲んでしまうのですけれども、いつか本当に「さよなら」出来る日が来るのでしょうか。
その日をひたすら待つ私です。



旅行から帰ってきてもマイペースなもも

1464082685917.jpg


ちいはしばらくすごーくしつこかった…

ちいgif





★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★




18:26 うつになって感じたこと | コメント(0)
コメント

管理者のみに表示