ご飯を炊くのも億劫
2016/09/08
先日、耳栓したまま外出しようとエレベーターに乗ったら、お隣のご主人と一緒になってしまった。気さくな方なので、エレベーターの中であれこれ話しかけて下さるのだが、良く聞こえない。
耳栓をしていると、比較的高い音域は聞こえるのだが、低い音域は聞こえないのだ。
エレベーターという密室の中で、低いトーンで色々話しかけて下さってるのだが、かろうじて「天気が」「台風が」などという単語を必死で拾い聞き、当たり障りのない返事をする。
きっととんちんかんなことを言ってただろうなあ、私…。恥ずかしい。
前にも書いたが、うつになってから料理が出来なくなった。
これはきっと、うつで、同じような症状の人にしか理解してもらえないと思う。
「料理をする」と言う行為が「入浴」と共に自分にとってとてもハードルが高いのだ。
ご飯を炊くのも億劫で仕方がない。
したがって我が家の食生活は酷いものである。
ダンナは毎日コンビニ弁当。
私は小分けのパックで売ってる野菜にプチトマトを添えたもの。(これをセットするのも億劫)
億劫病は日増しにひどくなり、以前は週に一回カレーくらいは作れたのだが、最近はダメだ。
朝のダンナのお弁当作りも、とっくに出来なくなっている。
先日母に、「お米をあちこちからもらって困ってるんだけど。」と言われた。
母のところも父と老人二人。お米もそうは消費しない。
「あんたはご飯も炊かないから要らないでしょ。ご飯くらい炊きなさいよ。」
母は言ってから「しまった」と思ったらしく、「だんだん出来るようになればね。」と慌てて付け足していた。
母にそんな気遣いをさせる自分も情けないが、やはり「ご飯くらい炊きなさいよ」と言う言葉は私にとってずしんと来た。
その後、そればかり考えてしまって上の空になってしまったほどだ。
自分でも、どうしてできないのか、情けなくて泣けてくる。
色んな方のブログを読ませて頂いているが、皆さん、お子さんがいる方などは、辛くてもそうも言ってられないのできちんと料理している。
私は子供が居なく、ダンナと二人なので作らずにすんでいるのだ。
以前、友人に言われたことがある。
「ダンナさんよく我慢してるよね。普通だったら絶対怒るもん。」
どの友人に言われたのか忘れてしまったが、この時は目の前が真っ暗になるほど落ち込んだ。
自分の不甲斐なさに、その場で消えてしまいたくなった。
ダンナに申し訳ない。
家事も満足に出来ないダメな私。
生きてる価値もない私。
そこで。
先日、ダンナが珍しく早く帰ってくると言うので、もらったボンカレーがあったので、久々に思い切ってご飯を炊いた。うちのお米は大丈夫なのかと一瞬不安になる私。
買ってきたコロッケを温め、ご飯の上にのせてその上からカレーをかける。コロッケカレーだ。
付け合わせに、買ってきた一人分のほうれん草の胡麻和えを小皿に移して、プチトマトを足した。
もうこれだけで、精一杯なのである。辛くてたまらない。
食後、食器を洗い、拭き、片付け、シンクを掃除する。
それが終った頃はどっと疲れが出て肩が痛くなっていた。
ご飯を炊く、みそ汁を作る、その間に一品作って、盛り付けて…という、私にとっては複雑な工程がどうしてもこなせない。
だから、「料理できるようになるといいね」「料理を趣味にしてみたら?」などと言われると本当に辛い。相手には悪気が無いのは判っているけれども…。
普通の人が普通に出来ることがどうしていつまでも私には出来ないのか。
この問題を突き詰めていくと、いつもネガティブの波に捕まる。
ダンナが以前、会社の同僚にもらってきたラーメンセットがあるのだが。
賞味期限がそろそろだ。
いよいよ意を決して作らねばならないと思うと、最近毎日気が重い私である。

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耳栓をしていると、比較的高い音域は聞こえるのだが、低い音域は聞こえないのだ。
エレベーターという密室の中で、低いトーンで色々話しかけて下さってるのだが、かろうじて「天気が」「台風が」などという単語を必死で拾い聞き、当たり障りのない返事をする。
きっととんちんかんなことを言ってただろうなあ、私…。恥ずかしい。
前にも書いたが、うつになってから料理が出来なくなった。
これはきっと、うつで、同じような症状の人にしか理解してもらえないと思う。
「料理をする」と言う行為が「入浴」と共に自分にとってとてもハードルが高いのだ。
ご飯を炊くのも億劫で仕方がない。
したがって我が家の食生活は酷いものである。
ダンナは毎日コンビニ弁当。
私は小分けのパックで売ってる野菜にプチトマトを添えたもの。(これをセットするのも億劫)
億劫病は日増しにひどくなり、以前は週に一回カレーくらいは作れたのだが、最近はダメだ。
朝のダンナのお弁当作りも、とっくに出来なくなっている。
先日母に、「お米をあちこちからもらって困ってるんだけど。」と言われた。
母のところも父と老人二人。お米もそうは消費しない。
「あんたはご飯も炊かないから要らないでしょ。ご飯くらい炊きなさいよ。」
母は言ってから「しまった」と思ったらしく、「だんだん出来るようになればね。」と慌てて付け足していた。
母にそんな気遣いをさせる自分も情けないが、やはり「ご飯くらい炊きなさいよ」と言う言葉は私にとってずしんと来た。
その後、そればかり考えてしまって上の空になってしまったほどだ。
自分でも、どうしてできないのか、情けなくて泣けてくる。
色んな方のブログを読ませて頂いているが、皆さん、お子さんがいる方などは、辛くてもそうも言ってられないのできちんと料理している。
私は子供が居なく、ダンナと二人なので作らずにすんでいるのだ。
以前、友人に言われたことがある。
「ダンナさんよく我慢してるよね。普通だったら絶対怒るもん。」
どの友人に言われたのか忘れてしまったが、この時は目の前が真っ暗になるほど落ち込んだ。
自分の不甲斐なさに、その場で消えてしまいたくなった。
ダンナに申し訳ない。
家事も満足に出来ないダメな私。
生きてる価値もない私。
そこで。
先日、ダンナが珍しく早く帰ってくると言うので、もらったボンカレーがあったので、久々に思い切ってご飯を炊いた。うちのお米は大丈夫なのかと一瞬不安になる私。
買ってきたコロッケを温め、ご飯の上にのせてその上からカレーをかける。コロッケカレーだ。
付け合わせに、買ってきた一人分のほうれん草の胡麻和えを小皿に移して、プチトマトを足した。
もうこれだけで、精一杯なのである。辛くてたまらない。
食後、食器を洗い、拭き、片付け、シンクを掃除する。
それが終った頃はどっと疲れが出て肩が痛くなっていた。
ご飯を炊く、みそ汁を作る、その間に一品作って、盛り付けて…という、私にとっては複雑な工程がどうしてもこなせない。
だから、「料理できるようになるといいね」「料理を趣味にしてみたら?」などと言われると本当に辛い。相手には悪気が無いのは判っているけれども…。
普通の人が普通に出来ることがどうしていつまでも私には出来ないのか。
この問題を突き詰めていくと、いつもネガティブの波に捕まる。
ダンナが以前、会社の同僚にもらってきたラーメンセットがあるのだが。
賞味期限がそろそろだ。
いよいよ意を決して作らねばならないと思うと、最近毎日気が重い私である。

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