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さよなら、以前の私

2016/08/02
物凄く後味の悪い夢を見ました。
あまりにも象徴的で出来すぎていて、滑稽なのでここに記しておきます。


以前勤めていた会社の上司が辞めることになった。
彼女は、私が病んで退職した原因のひとつでもある、苦手だった上司。
私と同僚で花束を贈ることにしたのだが、何故かふたりで別々に小さな花束を用意していた。
街角の花屋さんで数千円で売ってるような花の寄せ集めの小さなブーケ。
夢の中の私はそれをひとつにまとめて大きい花束にしようと考えた。
それで花束をふたつくっつけたのだが、まとめるリボンが無い。
ふと見ると、机の上に紐がある。
この際紐でもいいやと、私は花束をくっつけて紐でぐるぐる巻いた。
そして皆の前で退職の挨拶の終わった上司に渡したのだが。
その時は何故か花束に紐ではなく黒いリボンが巻かれていた。


──というもの。
自分でもあまりの悪趣味さに、覚醒して自分に嫌気がさしました。
夢の中に出てきた友人とは今も連絡を取り合って親しくさせて貰っているので、思わずこんな夢見たよってLINEしようと思ったくらい。けれども相手も聞かされて気分がいいものではないだろうと思って止めました。

なんだろう。物凄く悪趣味な夢です。
夢占いでも見てみようかな。

あれからもう3年も経っていますし、今となっては私はもう、上司だった彼女の顔も良く思い出せないくらいなのです。
全ては過去のことです。
彼女のせいで…などという感情ももうとっくに風化していて、毎日の自分の調子に振り回されることに忙しく、今ではもう思い出すことさえありません。
彼女が夢に出てきたこと自体びっくりで、覚醒した後はもう彼女の顔も再びうすぼんやりと霧の中に…。

脳って不思議ですね。

そんな訳で、元居た会社の同僚の名前も顔ももうおぼろげなのですが、最近自分のしていた仕事(直近の会社を含めて今まで居た会社でしていた仕事)の手順を何故かふっと思い出すことがあります。
この会社には「請求書」と「納品書」を送るが、あの会社には月末一括で請求書が出るので「納品書」しか送らないで良い…とか、至急で売り上げを立てる場合には、誰と誰に承認を貰って、配送センターに在庫確認して…とか。
今となっては何の役にも立たない仕事の手順を、何故かふっと思い出すのです。
そして、何とも言えない気分になります。

私はもう、以前のようにああして仕事をすることはこの先恐らく無いでしょう。
これは決して自暴自棄になっている訳ではありません。
冷静になって今の自分の可能性を考えた故の結論です。

年齢や病気でのブランクのこともありますし、今現在の自分には、以前していた様なフルタイムでの複雑な事務の仕事はもう無理だと思うのです。

毎朝毎朝、きちんと起床して化粧をし、電車に乗り通勤し、会社に着いて流れに乗って毎日のルーチンをこなす…そんな以前は当たり前にこなしていたことが、もう今の自分には冷静に考えて、とても無理だと判ります。
一年前に就活をしていた頃は、それでもまだ食い下がって頑張っていたけれど、それから症状が悪化して、今ではもうその気力も無くなってしまいました。

経済的にもキツイので、もう少し落ち着いたら就活は始めたいと思っていますが、もう探す職種が今までとは違う物に限られる…それも、フルタイムで働いていた頃には自分がそういう仕事を選択することなど思いもしなかった職種である…という事実を、やっと最近受け入れられるようになりました。
けれどもこれは、決して後ろ向きな結論ではありません。
上手く言えませんが、

「自分を取り巻くステージが変わる」
「次の段階に進む」

…というような。そんな感じがしています。

就職、結婚、女性の場合は出産……等々で、人生の中で何度かステージが変わることを私たちは経験していくものですが、今回も私の中ではその一つのような気がするのです。

どうやら、フルタイムでバリバリ働くステージは、私の中ではもう終わったようです。

これからは働き方、生活の仕方が今までとは全く違うものになって行くと思います。
どんな仕事に就くかまだ就活も始めていないけれど、もう以前の私ではありません。
今の私に無理なく出来ることを、焦らず見つけて行くしかありません。






ダンナが仕事で横浜に行ったので、おみやげに重慶飯店のマンゴープリンを買ってきた。
ボリュームがあって、美味!

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22:01 うつになって感じたこと | コメント(2)
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