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仙台行き、最悪でした…

2016/06/26
親戚の結婚式(食事会だけど)に出席するため仙台に行ってきました。
私は2月にもうつ状態下で小旅行をしたのですが、その時とは比べ物になりません。
今回はもう、最低最悪でした…(泣)

まず、ダンナの手術他諸々の事柄が先に控えていて、その他の事でも何かと忙しく、やらなければいけないことが多いのに脳が上手く機能してくれないというジレンマに陥り、行く前の数日間からとても苦痛でした。
仙台行きの準備なんか、前日に適当に荷物をカバンに放り込んだだけです。
トラゾドンの離脱症状もあってか苛々が止まらず、うつの調子の方はもう行く前からどん底だったのです。
それに、今回は単なる「旅行」と言う訳ではなく、厄介な食事会がメインのため(会いたくない親戚もいるし)、楽しみな気持ちも最後まで湧いて来ず、それどころかはっきり言って、「行きたくない」気持ちで一杯になってしまいました。

そして。その気持ちに加勢するかのように、当日の悪天候
朝に家を出た頃は土砂降りに近く、小さな折りたたみの傘では駅に着くまでにはもうすでにびしょ濡れと言う事態が、一層テンションを低くさせました。
今までダンナは「晴れ男」を自負していて、どこに旅行しても、天気予報が雨でも降られたことが殆どなかったのです。けれども「晴れ男」も梅雨前線にはどうやら勝てない模様。

初日にほんの少し観光するつもりで、新幹線の時間を早めたので、もろに大荷物でラッシュにぶつかりました。
私は久々のラッシュに眩暈がしてしまい、動悸と不安感で手が震えだす始末です。
途中の駅で慌ててデパスを二錠流し込みました。(これは自業自得なのである程度覚悟はしていた)
東京駅に着く頃にはもうぐったりで、縦横に足早に歩く人々の間をよろよろとどうにか歩き、新幹線に乗り込んだ時には「もう帰りたい」気持ちMAX状態でした。
席に着くなり、イヤホンを耳にする私。
けれども救いだったのは、新幹線では行きも帰りも周りの席はビジネスマンが多く、静かだったことです。
これで騒がしいおばさん連中だの、ギャン泣きする子供だのが近くにいたら、私は間違いなく不安発作に見舞われていたと思います。

仙台は降ってないかも…という淡い期待は思い切り裏切られ、仙台でも雨。しかも時に土砂降りと言う最低最悪の中、私たちは観光を決行しました。
せっかく仙台まで来たんだから…という、もはや意地です。やけくそです(笑)
夜には食事会があるので、比較的市街地から近いところしか回れませんでしたが。



一日乗車券を買い、「るーぷる仙台」というレトロな可愛い観光バスであちこち回ります。
このバスが可愛くて、チョロQが売っていたので思わず買ってしまった。

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伊達政宗が眠る瑞鳳殿

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有名な騎馬像。
本丸跡から仙台市内を見下ろすことができるのですが、雨のため霞がかってて何も見えませんでした(笑)
晴れてたら絶景だと思います。

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雨なので観光客が少なく、それは私にとってラッキーでもありました。
ただやはり雨の旅行と言うのはテンションが上がりません。
右手の傘がどこに行っても鬱陶しいです。


せっかく来たのだから(もうこの思いに突き動かされている)と、大嫌いな行列に加わり、あちこちの店の牛タンも堪能してきました。
仙台は食べ物がどれもこれも美味しいです。

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食事会に関しては、ここに記すことは特にありません。
予想通り親戚から質問攻めに遭い、嫌な思いをしたということしか記憶にありません。
私達は早々にホテルへ退散しました。
ビジネス街にあるホテルなので、客もまたまた出張のビジネスマンという風情の人が多く、ホテルでは静かでゆっくりできました。(もちろん耳栓は必須でしたが)


今回の「旅行」では、私は絶不調でした。
不安神経症の症状が酷く、「新幹線に乗り遅れるのではないか」「ホテルの部屋がうるさいのではないか」「バスが凄く混むのでは」「時間に間に合わないのでは」…等々、次々に不安要素が脳の中に生まれて陣取り、片時も「旅を楽しむ」感に身を委ねられた時がありませんでした。
それに始終、頭が重く、気が塞いでいて、どこへ行っても気持ちが動きません。
疲労感ばかりがどんどんと増していて、終いには歩くのさえ辛くなってしまったほどです。
せっかくホテルに大浴場があるのに、億劫になってしまい部屋のユニバスで済ませようかと思ったほどです。(温泉好きの私には珍しいことです)

うつ状態での旅行は、症状が酷い「急性期」を除けば良い気分転換にもなるようですが、今回の私は「急性期」に近い状態だったため、殆どの時間が苦痛でしかありませんでした。
何をしていても胸のざわざわ感、億劫感が抜けませんでした。
こうなってしまうともう、「旅行」は逆効果です。
撮った写真を見ると、私はどれも目が死んでいます(笑)
帰ってきてもその重苦しい気分が抜けず、調子が上がらないままでいます。
行く前よりも、疲労した分悪化したかもしれません。

けれども、煩わしい「しなければならないこと」に取り巻かれる日常から、ほんの少しの間でも逃れられたことは、僅かながら救いになりました。

雨の中、バスの車窓から眺めただけになってしまいましたが、仙台は美しい街でした。
次は是非、調子の良い時に単なる楽しい「旅行」で訪れたいものです。

──今度は「晴れ」の日に(笑)





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14:43 うつになって感じたこと | コメント(4)
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