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「このままでは引きこもりに戻ってしまう!」…な日記

2016/02/02
1月31日(日) 晴れ 

この間の診療日でも、主治医に「悪化してるねえ~」と眉をひそめられてしまったのだが。
確かに本当に調子が悪い。
訳の判らない不安感と、無気力感、倦怠感に苦しめられている。

どうしよう。何もする気が起きない。
どうしよう。なんでこんなに無気力でだるいんだろう。
このままではまた「引きこもり生活」に戻ってしまう。

うつになったばかりの頃は、正真正銘の引きこもりだった。
何しろ、「外へ出ていく」ことが怖くて出来なくなってしまったのだ。
人が怖い、喧騒が怖い、あらゆる音が怖い、人にどう見られているか気になる心が怖い。
自室に閉じこもって薬の副作用と戦いながら、自分の先行きや色んなことを考えては泣いていた。
その頃よりは格段に回復しているとは思うのに、未だにこの酷い無気力状態…「だるだる病」が襲ってくる。

今週はダンナが土日ともに休みだが、珍しく「どこかへ出かけよう」と言ってこないのでホッとする。
昨日から私が自室に閉じこもって出て来ないので察してくれたんだろう。
ダンナはダンナで、私は私で、会話もなくただダラダラと時間を消費する。
ダラダラしていても、ダンナがいると食事の用意はしなくてはならない。
一人だったら面倒臭くて昼は何も食べない。

昼を回ってもダンナが起きてくる様子がないので、そろそろと自室から出てリビングに行ってみると、食べ散らかしたお菓子の残骸…。ダンナは隣の和室で爆睡。
……私は眩暈がした。
私が調子悪いのを薄々判っていて、昼になり空腹でも「お昼どうする?」とか決して声を掛けて来ない。
その辺にあるものを食べてまた寝る。
───これも気遣いか?

仕方なく私が、歩いて5分ほどのコンビニへ買い物に出かける。
嫌々ジャージの下だけジーンズに履き替え、ダウンを羽織る。ぐしゃぐしゃの長い髪はニット帽を深く被り、すっぴんはマスクで誤魔化した。
面倒臭いのでダンナにカップ麺のでかいやつとおにぎりふたつ、私に菓子パンを買ってとっとと戻る。
今の私にはこのコンビニまでがぎりぎり出かけられる距離である。

帰って来てそれらをキッチンに置いて再び自室にこもり、なんとなくムカムカする。
何で私が買って来なければいけないのか。
ダンナは行こうともしないので昨日も調子が悪いのに、私が渋々出かけて行った。
ダンナはそれが当たり前だと思っているのか、空腹になる時間になっても何もしない。
たまには彼が買いに行ってくれてもいいのではないか。

だけど、こんなこと考えてはいけないんだと自分を戒める。
ダンナは毎日一生懸命働いて、昨日今日と休養中なのである。
万年休養中で自堕落な生活を送っている私が、こういうことはやるべきなのだと言い聞かせた。
こういう時は全ての非が自分にあるように感じてしまう。
それはいけないと主治医にも言われたが、今の私には無理である。

コーヒーを飲もうとキッチンに行くと、在庫が切れかけている…これも買って来なければならない。
そう言えば、お茶ももう無い。牛乳も、ダンナの「飲むヨーグルト」も。
お風呂の洗剤も無いし、ももの牧草もそろそろネットで注文せねば。
なんで「もの」って無くなるときは一斉になくなるのだろう。
行き場もないイライラを何にぶつけていいのか判らない。

掃除もしたい、お風呂も洗ってない。旅行の準備もしなければならない、書類も書かなければならない。
けれども今の私には、それらをする気力がない。
旅行の準備もやりかけて面倒臭くなって止め、掃除も掃除機を組み立てている間にどうしようもない倦怠感に襲われてそのままだ。
妹からのLINEを返す気力もなく、既読スルー。



2月1日(月) くもり

どうも昼間寝ているせいか夜は目が覚めてしまう。
また嫌な夢を見て辟易する。
生活のサイクルからしてダメダメだ。

今日から2月なのに気付いて慌ててカレンダーをめくる。
1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」というが、本当に早い。
こんな調子ですぐに半年くらい経ってしまうのではないか?
…その時私はどうなっているんだろう…と怖くなったので、思考を一旦停止する。

今日こそは買い物に出かけなければと、昨夜から決心を固めて買うものをメモして壁に貼り、ベッドに入ったのに、今日になったらその決心は跡形もなく消えていた。
ダンナが早出だったので、暗いうちに送り出した後、薬を飲んだら猛烈な睡魔が襲い、負けて寝込む。
目覚めたら、外は私と同じようにどんよりと暗い空である。
タバコばかり喫い、ちいとももにちょっかいを出して軽く1時間を消費する。
出かけるならもう着替えなければ、人が多い時間帯になってしまう。
なのにだらだらと何もせず、またも時間の無駄遣い。

昔はあんなに時間に追われる生活で、ほんの僅かな時間の隙間さえ、何かできないかと常にきょろきょろと状況を窺い、ぎっちりと時間をタスクで埋めて過ごしていたのに。
貧乏性なのかなんなのか、とにかく時間を無駄にはしたくなく、何もしないでぼーっとしているなんて自分の中では有り得ないことだったのだ。

それがどうだ。今は時間を無駄に消費してばかりいる。
こうして何もせず、身体を休めることも必要だと主治医に言われたが、いったいそれはいつまで?
いつまでこの生活が続くのだろう。
それを思うと今度はネガティブの波に捕まるので、そこでまたもや一旦思考を停止する。

今日も外へ出ていく気力がないので、あきらめて自室にこもる。
そう言えばここのところ外へ出たのはコンビニだけ。
あんなに好きだったウォーキングも、今年に入ってから全くしていないことに気付いて愕然とする。
一時は就活をするまでに浮上したのに、一体どうしてこうなってしまったんだろう。
ハロワに行くのも、求人情報誌を見るのも今は億劫。
何よりこんな状態では、働ける自信などもうどこかに行ってしまって久しい。

せめて新聞だけでもポストから取ってこないとダンナに申し訳なく、ジャージのままエントランスに降りる。
掃除をしている管理人さんに会ってしまい、さわやかに挨拶された。
こんなに寒い日も、管理人さんは汗だくで床の掃除をしている。
管理人さんだけじゃない、世の中の人は皆、きちんと行くべき場所に行き、やるべきことをやって時間を消費しているのだ。
暗い気持ちになって部屋へ逃げ込む私。

子供のいない専業主婦だって世の中には沢山いる。
その是非を考えることもなく、それが「当たり前」の人もいるんだよ、と友人に以前慰められたのを思い出した。
けれども、私は専業主婦でさえない。
やるべきことを何にもしてないのだから。

フルタイムで働き、残業も多く、それでも家事に一切手を抜くことをせず、時間に追い立てられて毎日クタクタだった私。
今思うと、あんな生活を続けていたのは本当にこの自分なのかと疑いたくなってくる。


いつも通りにただ無音が怖いので点いているだけのテレビの音。
それをBGMにして、キーボードを叩きつけるようにしてこれを書いている。

今日は髪を洗わなければ…。
昨日どうしても気力がなく、断念してしまったので今日こそは、とそれだけは固く誓う。





いつも見に行くと寄ってきて顔を覗き込んでくれるちい。
…癒される。

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17:30 日記 | コメント(2)
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