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最大の難関「美容院」

2016/01/28
比較的元気な時は、あちこちブログ周りをしています。
「自分だけじゃないんだなあ」とか「自分と似てるなあ」って方のブログの記事を見つけたりすると凄く安心して嬉しい気持ちになることがよくあります。

よくお伺いさせて頂いてる方のブログの更新がずっと止まっていたり、「しばらくお休みします」なんてことになってると、本気で心配になります。
「何かあったんじゃないか…」「体調が悪くなったんじゃないか…」とか。
こっちが勝手に親近感を持っていて、心配しているだけなんですけれども…。
(ところで。パッと見、ブログのタイトルから内容が判りづらいので、サブタイトルをつけてみました)


さて、今日は朝からとても不調でした。
早朝の3時、4時…と小刻みに目が覚め、その都度何か夢を見ていた気がするのですが思い出せません。
そのまままどろみ、身体がどうにも重くて起き上がれません。
うだうだしていると6時頃になり、ダンナが起きてくる気配がしたので慌てて起き出し、不格好なおにぎりを握りました。いつも通り、冷食だらけのおかずです。
ダンナを送り出してからちいももの世話を重い身体でこなし、薬を飲んでまたベッドに横になります。
そうすると今度は、深い眠りに落ちていくのです。

どうも最近、眠りのリズムが狂っているようで、夜の眠りが浅いくせに、この午前中の気怠いさなかの眠りはとても深い気がします。生活のリズムを正さねば…と主治医にも言われているので試みるのですが、どうも午前中は身体が言うことを聞かずに「睡眠」「休養」を渇望しています。
そして昼もとうに回った頃に、倦怠感、焦燥感、自己嫌悪に塗れて、ごそごそと活動を開始するのです。

今日は食事をするのも面倒で、その辺にあった菓子パンを頬張り昼食を済ませました。
ちいももの様子を窺い、自室に戻ってまたダラダラと何をするでもなく、時間を消費して一日が終わります。
書かなければいけない書類もあるのに遅々として進まず、洗濯もしなければならないのに溜まる一方です。
掃除もしたいのに億劫で出来ず、埃やちいももの羽や毛の飛び散らかったリビングを見つめて溜息をつく私。
おまけに夕方になると頭痛まで始まりました。

今日のこのいつもにもまして酷い不調の原因は判っています。
昨日、美容院に行ったからなのです。


前にも書いたと思うのですが、私は日常生活の中で「しなければならないこと」というものをすぐに作りたがる傾向にあり、何でもすぐに「義務化」して、自分で自分の首を締めて苦しむことがあります。
傍から見れば、「そんなこと、調子の良い時にぼちぼちやればいい」のでしょうが、私の場合一旦、「これはしなくてはいけないことだ」と決めてしまうと、それが遂げられるまで不安で仕方なく、焦燥感に苦しめられます。
「合間を見てぼちぼちやる」という行為がどうしても苦手なのです。
「やらなければいけない」と決めたことは早いうちにさっさと済まさねば…と落ち着きません。
「美容院に行く」ということも、ここのところ自分に課した「義務」でした。

去年、プリン状態が酷いので何とかカラーリングには行きましたが、ずっと鋏を入れずにほったらかしの私の髪は、背中の真ん中を超すまでになり、手入れもきちんとしていないため、まるで落武者のような状態です。(月代はありません(笑))
鏡を見るたび、洗髪するたびに「切らねば、切らねば」とここ数ヶ月の間、悶々としていました。
けれども健常者でも苦手な人がいるという、この「美容院に行く」という行為はうつ病患者にとって、殊更ハードルが高い行為なのです。

まず、予約の電話を入れ、出向き、受付で荷物を預け、シャンプー台で横になり、そして切ってもらって会計。
───この一連の行為を、動けず、逃げられない状態で会話と共にこなさなければならないのです。
苦痛で苦痛でたまりません。
いっそ自分で切ろうかとも思いましたが、結果が予想できるので止めておきました。

昨朝目覚めた時、少し調子が上がっている気がして朝のルーチンを難なくこなせ、眠気も起こりませんでした。
なので、「だるネガ状態」脱したか?…とばかりに焦ってずっとさぼっていた風呂の掃除をし、美容院の予約まで午後に入れてしまったのです。
けれども、昼を回った頃からどんどん億劫になり、行くのが嫌になってきてしまいました。
ですがもうこの機会を逃すとまたいつになるかも判りません。
意を決して耳栓をし、電車に乗って美容院へと向かったのです。

私の行っている美容院は、もう20代の頃からお世話になっている同じ歳の美容師さん(店長)がいて、私は彼が独立して今の店を立ち上げたのに一緒にくっついて行ったのです。
ですからもう、付き合いは20年以上に及ぶ訳で、私の髪のことは私よりも彼は熟知していると思います。
私が希望を細かく言わずともよく理解してくれ、いつも満足がいくように仕上げてくれるので感謝しています。

この美容師さんには自分が「うつ病」であることを話してあるので、気を遣ってくれているのか以前よりもあまり話しかけないでいてくれるのですが、それでもやはり苦痛で仕方がありません。
切ってもらっている間、雑誌に無言で没頭し、美容師さんはおろか、鏡に映った自分の顔とも目が合わせられない私です。
「できたよー」という美容師さんの声にやっと顔を上げ、鏡の中の自分をチラ見して、会計を済ませて逃げるように帰途につきました。
そんな訳で髪は「脱・落武者」でスッキリしましたが、心身共にぐったりとしてしまい、帰宅するなり一眠りしてしまったのです。


昨日、あんな調子でいい気になって無理をしたために、今日はその反動でこんななんだなあ…とぼんやりベッドの中で思うのでした。…なんでいつもこうなんだろう。
少し調子が良く身体が動く日があると、焦って予定をあれこれ詰め込みひたすらこなし、翌日その反動で動けなくなるということの繰り返しばかりです。

全くいつになったらこの「調子のいい状態」がデフォルトになるのでしょうか。
ちっとも先が見えません……。
布団に包まってグダグダといつまでも考える私。

──そういえばお布団もずっと干してないなあ…。こんなにいいお天気なのに……。





美容院ですすめてもらったQUEEN'S BATHROOMというところのシャンプー。
宣伝してるわけじゃないんだけど、私には結構良い。
だけど普通のシャンプーよりは高価なので、貧乏人にはこれが最後の一本…(泣)

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22:03 日々あれこれ | コメント(6)
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