11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月

人と暮らすって難しい

2015/12/07
うちのダンナは時間が不規則な仕事をしています。
シフトで早番の時は朝5時台に家を出て、遅番では9時過ぎに家を出ます。
今日は早番かと思っていたら違っていたり、突発的に時間が変わったりもします。
帰り時間もまちまちで、通常は日付の変わるか変わらないかという頃に帰宅。
早い帰宅の時は夕方4時には家に居たりするので焦ります。

朝、お弁当を作るために(貧乏なので節約!)私もそれに合わせて起きていたのですが、もう面倒になり、最近は早朝覚醒もあってか毎日4時台には目が覚めるようになってしまいました。
そしてお弁当を作り(冷食だらけのおかずとおにぎり程度ですが)、ちいもものケージを掃除し、加えて家中を軽く掃除し、ひとりでシリアルの朝食をとって薬を飲みます。
そうすると物凄い眠気が襲ってくるのでベッドに倒れこんでしまいます。それが7時くらい。
ダンナが遅番の時は、私がそうして寝てる間に出勤していき、2時間ほどして目が覚めるとダンナはいない…と、そんな生活をしています。(あ。早番の時はちゃんと見送ります)

今日もダンナが出勤していった後、私はのそのそ起き出し、そして洗面所に行って唖然としました。

──どこをどうやったらこんなに汚せるんだ!!

洗面所はびちゃびちゃ。床まで濡れた状態で、鏡は水滴だらけ、飛んだ歯磨き粉の雫だらけ。
タオルは落ちかけ、髪の毛があちこちに…。ブラシも置きっぱなし。うがい薬もべとべと。
私はへたりこみそうになりました。
さっき綺麗に掃除したばっかりだったからです。
けれどもダンナのこんな仕業にはもう慣れているので、一瞬怯みはしたものの、再び掃除をして綺麗にします。いつでも綺麗になっていないと気が済まない完璧主義の私です。

結婚がどうこうという問題はこの際置いといて、私は人と寝食を共にするのに向いてない人間です。
一人暮らしが長いので、余計にそう思うのかもしれません。
自分のひとりの守りたいルールがあまりにもありすぎ、自分のペースで何事も進まないとひどくストレスを感じるのです。
誰でもそういうところがあるでしょうが、私の場合は異常なのです。
これが私がうつになった確たる理由のひとつでもあるのですが……。

誰かと住むと、その自分のルールやペースを妥協してあきらめ、相手に合わせなくてはいけない部分が少なからず出てきます。意固地になって自分のペースを死守する訳にもいかないので(本当はしたいけど)私も仕方なく相手に合わせたり、譲ったりして暮らしています。

自分ひとりで生活していれば、時間は全て自分ひとりのものです。
身の周りも自分の好きなものだけで埋められ、食事だって洗濯だって自分の都合で出来る訳です。
眠りたければ眠り、何もしたくなくPCの前に一日居たい日があれば居ればいい。
仕事で疲れて帰ってきたら、今日の夕食はお酒とつまみだけ(笑)…そんな生活も出来るのです。
部屋を汚さないように気をつけて暮らせるし、掃除がしたくなったらいつでも出来る。
何もかも自分のペースで暮らして行けます。
ところが同居人がいればそうはいきません。

ダンナはとにかく何もかも大雑把な人間で、脱いだら脱ぎっぱなし。タバコを吸えば後は灰だらけ。使ったら置きっぱなし、食べたら後は食べかすだらけ。
「汚れてたっていいじゃん」「そんなのどうでもいいじゃん」なタイプの人間なのです。
(余談ですが、けらえいこさんの漫画で、散らかるからクッキーはゴミ箱を抱えて食べるっていうのがあって、すご~く共感しました(笑))
テレビはやたらザッピングしながら観るし、やらなきゃいけないことは後回しでなかなかしない。ごろごろするのが大好き…などなど、私とは相容れない部分はまだまだあります。

新婚の頃、新居のカーテンを買って来たら幅が足りず、隙間が空いて外が丸見えになってしまったことがありました。返品しに行こうと言ったら、彼は面倒くさそうに「えー、これでいいじゃん。見えたっていいじゃん。」と言ったので、あの時は心底呆れました。
──私の中にそんな選択肢はなかった…!!

そんなダンナと暮らしているので、こっちはダンナの後からついて行き、片付けまくるような生活をずっとしていました(笑)
時には我慢できずに私のルールを押し付け、(ルールと言ったって、読み終わった本はいつまでも放置してあると邪魔なんで書棚にしまってくれとかその程度です)嫌がられて喧嘩になったりもしたのですが、今では何とかいろんなことを我慢できるようになりました。
あきらめた…と言った方が正しいのかもしれません。

私は「しなければならない」「こうであるべき」が多い融通の利かない人間。
ダンナは「しなければならない」「こうであるべき」がない、柔軟な(?)人間。
それがひとつ屋根の下に住むのですから、軋轢も生まれてきます。

私は「そこそこに」とか「ほどほどに」が本当に苦手な人間で、何事も徹底的にしないと気が済まない性格なので、家の中もあるべき位置にものが収まり、ゴミもなく、きちんとしていないと気になって仕方がありません。潔癖症とはまた違うのですが、これが私の「ルール」なのです。
けれども人と住むということは、その「ルール」が侵食され、私もまた相手の「ルール」を(ダンナにはそんなもん、あんのか?)侵食しているのです。
それが死ぬほど苦痛になるようであれば、誰かと住むのは難しいかもしれません。


……だけど今は、そんなこと言える立場ではありません。
こうしてブログを書いていられるのも、ダンナが一生懸命働いてくれてるからなんです……よね。
こうしてすぐ自虐的になる私。





自分のペースがいいんです

1449475099664.jpg





★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★






スポンサーサイト



22:16 日々あれこれ | コメント(2)
 | HOME |