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「大丈夫」という言葉

2015/11/11
はじめに、ご挨拶を。

初めまして。みちると申します。
このブログは、うつになってからの自分の心理状態を記録しておくためだけに始めました。
なので、今まではプライベートモードにして、ほんの限られた友人にだけ公開をしていました。
上がったり下がったり浮き沈みが激しい内容で、たまにインコの”ちい”や、うさぎの”もも”のことも書いていきます。
更新もまめではないと思いますが、どうぞよろしくお願い致しますm(__)m


今日は2週間ぶりに心療内科の日でした。
けれども、朝から調子が良くありません。
朝起きた時から得体の知れない不安感が体中を覆っていて、どうも気分がすっきりしないのです。
上手く言えないのですが、これがこういうふうに不安だ、という明確なものはないのです。
ものに集中することが出来ず、ただ意味もなく落ち着かなく部屋中をうろうろと歩いてみたり。
そんな訳で、外出するのも億劫でしたが仕方がないので思い切ってドアを出ました。

平日なのでそう混んでいる訳でもない街の中をようやっと歩いている感じです。
その間も胸の奥のざわざわとした不安感が消えません。
心療内科に行くついでに、寒くなってきたのでもものヒーターをペットショップで見て、それからニトリで暖かい毛布でも見て…等々と立てていた予定を全部キャンセルして、薬局でもらった薬の束を手にするとまっすぐに帰途につきました。

これからの自分のこと、生活のこと、就活のこと…等々不安要素は沢山あります。
それらが全て攪拌されて、元の形が判らないひとつの厚い雲のようになって私を覆っているみたいな…。
そんなとても不快な感覚です。
近々、友人と会う約束があるのですが、この調子では土日に街に出るのは苦しいかもしれません。
けれども滅多なことでは約束を反故に出来ない自分です。それまでに浮上してくれるといいのですが。

調子が悪くても、以前ほどではないので、ネガティブな自分を閉じ込めて人と会うことはできるようになりました。(本当に気のおけない友人たちとに限りますが)
うつが酷くてどん底にいた頃は、メールやLINEにさえ返答できなかったのです。

調子の悪いときに「大丈夫?」と訊かれるのが本当に苦痛でした。
「大丈夫?」と訊かれると「大丈夫」と答える以外、できないからです。

自分が大丈夫かそうでないかなんて、自分でも判らなくなっているのです。
焦り、不安、絶望感、虚無感…そういったものでぐちゃぐちゃになっている自分の脳の中を整理して、その時の心境を言葉に変換して伝える…なんてことは到底無理です。
これをそのままぶちまけたら、ぶちまけられた相手はどう思うのか、却って心配させるのではないか…ひかれてしまうのではないか…そうまで思ってしまい、いつも返答に詰まります。
相手は心配して訊いてくれているのですから、申し訳ない気持ちでいっぱいになるのですが、そう訊かれるのが嫌で、友人たちと疎遠になっていた頃もありました。

うつのことを打ち明けた友人たちの中には、心配して時々色々訊いてきてくれる人たちもいます。
けれどもそれに詳細に答えることは到底無理で、話せるようになったら話すから、今はごめんね、放置しておいて…という気持ちになってしまうのです。
けれどもこれは、自分がうつ病になったから判ったことで、自分がもしうつになっていなくて、周りにうつになった友人がいたら、私はどうしただろう…そんなふうに考えるようになりました。

相手の状況を理解して、接してあげることが果たして自分に出来るだろうか。
無神経な言葉を投げかけたりしないか。適度に距離を保って長期間見守ってあげられるか。
…この「うつ病」という状態がどんなものか知らなければ、難しいかもしれないなあ。

うつになってから、今までは考えなかったようなことも、色々気にするようになりました。
うつにならなければ知らなかったこともたくさんあります。
ひょっとしたら今のこの状態は私には必要な時間なのかもしれない…最近なんとなく、そう思います。


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お出かけのためにリード着用訓練中のもも。
キャリーバックの中に飛び出し防止のためにリードを止めるところがあるのです。
ほんとはこんなの着せたくないんだけど、ももはやんちゃすぎて危険なんで…。
ごめんよ、もも。

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22:19 うつになって感じたこと
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