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もも、病院に緊急搬送される

2016/08/31
うさぎのももが、朝から何だかおかしい。
いつもは朝7時半くらいにちいともものケージを掃除して、ご飯をあげるのだが、まず古株のちいから始める。その次にお腹を空かせて大騒ぎしているもも。
掃除している間にも、「メシくれ~メシメシ~!!」と手に絡みついて離れず、ご飯を入れてあげると私の手を鼻で邪魔臭そうにぐいっとどかして、エサ箱に頭を突っ込む。
こんな感じが毎朝の光景である。

しかし。
昨晩眠りが浅く、何度も目が覚めてしまったので今朝はどうしても早く起きられなかった。
やっとちいももの世話を始めたのがなんと10時くらいになってしまった。
さぞかしももが怒っているだろうとリビングに行ったのだが、ちいはともかくももがどことなくよそよそしい。
寄って行ってもいつものようにたっちもしないし、すぐべたーと寝転んでしまうのだ。

朝ごはんが遅すぎて怒ってるのかな?と思い、ケージの掃除を始めたが、一向に寄ってこない。
ご飯を入れてあげても見向きもせずに寝っ転がったまま。

──変だな?

だけど、そのうち食べるだろうと思い、小一時間くらいの外出をした。
ところが。
帰ってきてもご飯に手を付けた形跡が無く、うんちも全くしていない。
そりゃそうだよね。食べなきゃ出ない。
「食べない」というのはうさぎにとって大問題だ。
うさぎは24時間、胃腸を動かしてないと死んでしまう動物なのである。
食べられないということはうさぎにとって即座に「死」に繋がる。

私は不安になって、デパスを2錠流し込み、5分おきにももの様子を窺う。
けれども横になったまま、ぼーっとしているだけで、ご飯を食べようともしない。
水だけほんのちょっと飲んでいる。

色々なネガティブ思考が頭の中に次々と去来し、何も手に着かなくなった。
家中を訳も無くうろうろと歩き回る。いつもの癖だ。
逝ってしまった前の子を思い出して涙が出そうになる。
あの子もよく食欲不振を起こしていたっけ。
夕方になってついにももを病院に連れて行くことを決心した。

パニックになると、最近手が震える。
震える手で、支度を始めた。

動物病院ってお金がかかるから、何か大きな病気だったらいくらくらいかかるんだろう。
家にあるありったけの現金を財布に入れた。
パニックで何が何だか判らず、混乱した頭で夕暮れの中、ももを入れたバッグを背負って病院に向かった。
慌てて出たので、メガネをかけるのを忘れて何も見えない。
病院は電車で一駅。そこからかなり歩く。


私は動物病院が嫌いだ。
逝ってしまった前の子のことを思い出し、ネガティブになるのもあるが、あの独特な待合室の雰囲気が嫌いなのだ。
「◯◯ちゃーん、だいじょぶよお」とかキャリーバッグに向かって甘い声を出してる人、「お宅は何ヶ月?」とか飼い主同士が仲良くなっての大声の会話とか、まるで小児科のようである。
何かその中でじっと順番を待っていると、居心地が悪く、過呼吸になりそうになる。

受付で、「わんちゃんですか?ねこちゃんですか?」と訊かれる。
「うさぎです。」

そう。
私は犬も猫も飼ったことがあるが、小鳥だとかうさぎだとかハムスターとかのエキゾチックアニマルって肩身狭いんです…(泣)
前の子のカルテがまだ残っていて鼻の奥がつんとした。


診察の結果、悪いところは特に見つからなかった。
換毛期なので、毛がお腹の中に溜まってしまう(うさぎは吐くという行為が出来ない)うっ滞か、もしかして歯の不正咬合(歯が変な風に伸びてしまい、口の中を傷つける)かとふんでいたのだが、エコーを撮ったり、口の中も診てもらったが問題ないそうだ。

「うーん。夏風邪…ってところかなあ。あとは何かストレスになることがあったか。」
先生はお腹の動きを良くする注射をももにしながら、首をひねった。

──ストレス……。

まさか、私の起きるのが遅くて、朝ごはんがあまりに遅かったからじゃないんだろうか。
うさぎは信じられないほどデリケートな生き物なのである。
もしかして、私のせいなんじゃ…。

明日から一日二回、薬を飲ませなければならない。
これで食欲が戻ってくれればいいのだが。

もし、ちいやももが死んだら、私は間違いなくペットロスに再び陥るだろう。
それほど、彼らの存在は私の中で大きい。
けれども、彼らは何時かは死ぬ。それも多分、自分よりも早く。
それは判っているのだが、いざこういう状況になるとパニック状態になってしまう。

動物を飼うのには、とても大きな覚悟が要るのだ。

しかし、…今日も眠れそうにないなあ。
でも、頑張って早起きするから。

ごめんね、もも。ちいも。

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22:50 ちいもものこと | コメント(2)

ももとの闘い…「まあ、いいか」

2015/11/15
ここのところ、ずっともやもやした不安感が消えずにすっきりしないでいたのですが。
それを払拭するような悩み事が発生しました(いいのか悪いのか…)

ももが思春期(反抗期)に突入したようなのです。発情が始まったと言った方がいいのかもしれません。

うさぎにも思春期(反抗期)はあり、以前居た子は男の子だったのですが、男の子特有のスプレー(おしっこをまき散らしてマーキングする)も滅多にせず、手のかからないおとなしい子でした。
なので去勢もしないで8年生きたのですが、ももは女の子です。実家で飼っていた犬を子宮がんで亡くしていることもあって、特にうさぎの女の子は年を取ると子宮系の病気も多いし、いずれはももにも避妊手術を…と考えていますが、男の子と違って女の子の場合は開腹手術になるので未だ迷っています。

うさぎの女の子は初めてなので色々面食らっています。(そう言えば心療内科の先生に『初めて飼う動物は色々心配事が増えるから、うつには却って良くない』…みたいなことを言われた気がするんだけど…これも『初めて』に入るのかなあ)
元々ももは、なかなか売れずにショップに長い期間居た子なので、店員さんにもべったり懐き、人間大好きな人懐こい子です。ケージから出ると喜んで走り回り、私やダンナの傍にべったりくっついて、おとなしくなでて貰うのをおねだりしたり、私の手のひらをなめたりしていました。
その様子を眺めながら、私は不安でたまらない時や、落ち込んでしまってどうにも上がれない時に癒して貰ったりしていたのです。

──ところが!
ある日突然、急にももの気性が荒くなりました。
始まりは”トイレの破壊”でした。
何か物凄い音がしてるなあ…と思い、PCを離れて見に行くと。
ケージの中のトイレが滅茶苦茶になっていました。
上に乗っている、ももの足場でもある蓋の部分をぐいぐいと持ち上げてどかし、その下にいっぱいつまった自分のうんちや、おしっこで膨らんだ木の砂をケージ中にばらまいて必死にほりほり掘っています。
掃除機をかけたばかりの(泣)リビングも、ももに飛ばされた砂だらけ。ケージの中もすごいことになっていました。
…私はその場にへたりこみそうになりました。
ちゃんとトイレの蓋閉めてなかったのかな…と気を取り直し、嫌がるももを押しのけつつケージの中を片付けて、トイレには新しい砂を補充してその場を離れました。
……これが数回、続いたでしょうか。
おまけに空っぽになったトイレの中でおしっこするので、ケージの中はますます凄いことに!

ケージから出して遊ばせれば、今までは興味津々であちこち探索したりしていたのですが、もう一目散にリビングのソファに飛び乗ってほりほり始めます。制しようとすると噛まれます。痛い!
リビングに設置してある外のトイレでまず、うんちやおしっこをちゃんとしてから遊び始めていたんですが、もうそれもしなくなりました。
ひたすら、ほりほり、ガジガジ…。
ソファがボロボロになる日も近いと思われます。

動物を飼っている以上、こうしたことは覚悟しています。
彼らも私たち人間と同じで、こちらが思うようには動いてくれません。発情するのも自然の摂理です。
けれどもその時は自分の調子が悪いのもあって、ももを思いっきり「ばかっ!」と怒鳴りつけてしまいました。

「ああそう!もうじゃあやればいいじゃない、やれば!!好きにすればいいよ!!!
ばか!!」(笑)


怒鳴り散らしてふと気付いたのですが、「何かに対して感情を爆発させて怒る」のは、本当に久しぶりです。
うつになる前は、(もうその頃すでになっていたのかもしれないけれど)激しい落ち込みとともに、いつも何かに対する怒りの感情で頭の中がいっぱいでした。
思うようにならない、怒っても仕方のない些細なことにいつもいつも翻弄されて、めまいがする程のイライラ、怒りの感情に支配されていたのです。
時には相手に激しい言葉をぶつけたりもしていました。(思えば一番の被害者はダンナでした…)

薬のせいもあるのでしょうが、治療を始めてから「激しい怒り」の感情が自分の中にあまり湧かなくなっているように思います。いい意味で言えば「丸くなった」とでも言えるのでしょうか。

就活や、その他日々の生活の中で「イラッ」とする事柄があっても、しばらくするとその怒りが「まあ、いいか」に変わるようになりました。
この「まあ、いいか」という自分の中で折り合いをつける感情が、以前はどうしても出てこなかったのです。
そのために怒りは日々自分の中に蓄積され、ついに爆発していたように思います。

うつだと診断されて治療を始めてからもうすぐ1年半。
自分では気づかないところで、少しずつ少しずつ、変わっていっているのかもしれません。

…とは言え、ももとの戦いはまだまだ続きそうです。


考えた末にトイレの蓋を強力クリップで止める攻撃に出てみた。
今のところ、効いてるけど…どうかな。

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ちゃんといい子におしっこする時もあったんですけどねー((+_+))

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21:58 ちいもものこと

自分のアホさ加減に腹が立った

2015/09/24
新しい家族が増えました。
ウサギの”もも”です。

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ミニレッキスの女の子で、生後8ヶ月。もう大人の大きさです。
少し前からよく行くペットショップで見かけて、可愛いなあ、でもおっきいなあとか思ってました。
育ってしまったので価格もとてもレッキスの値段とは思えないくらい安くなってます。
「べた慣れですので手を入れても大丈夫です」との張り紙があったので、指を入れると寄ってきてぐいぐい頭を撫でろと言わんばかりに押し付けてきます。誰に対してもそんな感じで、まるで愛想のいい営業マン(女の子だけど)のようなその子が気になって、何度か見に行っていました。
やはり人気はもふもふとした可愛い子ウサギで、一向にその子は売れる気配がありません。

私は7年前まで実はウサギを飼っていたのです。種類は違いますが、その子を病気で亡くしてしまった時、ちょっとペットロス状態になってしまったので、その時の空虚感、喪失感が怖くてちいが家に来るまで動物を飼うことができませんでした。
おまけに今のマンションは小鳥と魚以外飼育は禁止で(それでもやっぱり犬や猫を飼ってる人はいて、堂々とエレベーターに抱っこして乗ってる!)あきらめていたのです。
ダンナにちょこっと言ってみると、「買ってくれば良かったのに」とか言い放ちました。
その言葉で大きく気持ちが動いてしまって、お迎えすることにしたのです。
私はまたへそくりを崩しました…。
ああ、はやくこの子たちのためにも仕事を見つけなくては!

ももは、もう大人なので壁やカーペットをガジガジすることはしないようで、部屋でうさんぽさせるとあちこち興味津々で走り回ったり、臭いを嗅いだり、狭いところにぐいぐいもぐったりしています。
その様子を高いところからガン見してるちい(笑)
ここのところ気分が落ち込み気味だった私は久々にほんわかした気持ちになることが出来ました。

けれども私は翌日、自分のアホさ加減に打ちのめされることになります。

異変は翌日朝起きて、ダンナのお弁当を作り、ちいのケージ、それからもものケージを掃除した後に起こりました。
……あれ…?なんだか息が苦しくてヒューヒューする。久々に喘息かな?(私は喘息もちなのですが、ここ数年まるで症状がなかった)

その時初めて思い出したのです。
前、ウサギ飼ってた時に、一度喘息が酷くなったことがあったんだ!!!
そう、ウサギアレルギーなのです。
なんでこんな大事なことをころっと忘れていたんだろう。
私は愕然としました。

あちこちのペットショップの狭い小動物部屋に行っても全く平気で、ちいにも反応することもなく、あまりに長い間、何も症状がないものでころっと忘れていたのです。ダンナも忘れていたのか、判っていて私の好きなようにすればいいと思っていたのか…それは判りませんが、とにかく私は自分のアホさ加減に呆れてしまいました。

前のウサギは8年生きていたのですが、飼い始めて3年くらいの頃だったと思います。急に喘息がひどくなり(喘息はもともと持っていました)病院で調べてもらったら、ウサギにもアレルギーの陽性反応が出ました。
先生にウサギを手放すことを勧められましたが、そんなこと出来っこありません。
ウサギにはなんの罪もありません。そんなの勝手なこっちの都合です。
自分が通院して、投薬しながらウサギと暮らして行こうと決心して、その後も可愛がって育てました。
マスクをして掃除をまめにし、空気清浄機を買い、できるだけ顔をくっつけたりせずに、触ったら手を洗ったり、できることはなんでもやりました。
するとそのうち症状も安定していき、ウサギの方も長寿の域に入るくらい、長生きしてくれました。
……そんな経緯をころっとほんとのほんとに失念していました。

何故、ほんの少しも思い出しもしなかったのか。
ほんとにうつのときにものを決めてはいけないんだなあ…。
この判断力、思考力、記憶力の欠如はほんとに不思議なくらいです。

けれども、ももにはそんなこと関係ありません。
今も牧草をおなか一杯食べた後、ごろんと横になっています。
縁があって私のところに来てくれたのだから、前の子やちい同様、思い切り愛情を注いで育てていこうと思っています。
久々に喘息の病院に行ってこよう。

それから…就活…頑張ろう。子供増えちゃったし…。

21:46 ちいもものこと

ちいの匂い

2015/07/29
今日も面接でした。
書類選考が通っただけでも有難や…という感じで炎天下の中行ってきました。
けど、何だかテンション落ちて帰ってきました。
合否は×だと思うのですが(もう慣れた)何だか自分に自信がなくなって来ました。
心が半折れ状態です。

軽い適正テストをやりました。
他の人は自分よりは若い(おそらく)人ばかりで、自分だけもたもたしてた感じです。
内容は照合とか、大したものではないのですが、明らかに昔のようにはスムーズに出来なくなっていました。
あやうく「真っ白病」が出そうになりました。

病気のせいなのか、年齢なのか…。
この要領の悪さは何なんでしょう。思考が停止するのです。
大したことじゃないのに…。
私こんなんで、働けるのかなあ。
本当に不安です。

えーと…。
いつもこんな調子のことばかり綴ってるので、今日は少しちいの事を…。


ちいはダンナが大好きです。
毎日夜一時間くらい放鳥してるのですが、まっしぐらにダンナの頭に行きます。
メガネのふちにも止まったりして離れません。
私の事は知らんぷりです(泣)

ダンナはめんどくさいので申し訳程度に遊んでやった後、すぐに私の部屋に連れてきます。
そのあとは私と遊ぶのですが、ダンナが気になって仕方がない様子…。
すぐにダンナのいる部屋に行ってしまうので、とうとう私の部屋の入口に仕切りのカーテンを引きました。
それでも下のすき間を潜って出て行ってしまう…。

どうしてあまり構ってくれないダンナがあんなに好きなのか腑に落ちません。
女の子だからでしょうか?
ダンナはいささか迷惑そうです。

ちいが来てから私は一人の時もちいに話しかけたりするのでだいぶ声を出すようになりました。
それだけでも違うものです。
「チイチャン。チー。」「カワイイネ」くらいしか聞き取れないのですが、ちいもなんか喋ってます。
家の中に自分とは別の命がいると思うとあたたかいものです。

セキセイインコにはインコ臭というのがあって、インコ好きの中ではこれの虜になってる人が多いのですが、私も当然そのひとりです(笑)
ボキャブラ不足で上手く表現できないのですが、日なたの匂い…というのか麦の匂いというのか。
とにかく甘美な(笑)香りです。
背中をくんくんしてみたいのですが、女の子なので背中に触るのは発情してしまうのでご法度…。
一度思いっきり嗅いで見たい…とか。もう私、変態入ってます。


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21:49 ちいもものこと

ちいのこと

2015/06/23
セキセイインコのちいは女の子。グリーンスパングルです。
もうすぐ一歳になります。
人間で言えば二十歳前後のピチピチ(死語)なあたりかな。
よくお喋りしてるのでてっきり男の子かと思っていたら鼻が茶色くなってきたのでびっくり!
女の子でも個体によってよくお喋りする子がいるそうです。

女の子のせいなのか、私よりダンナにべた惚れ(泣)
小さい頃は私から離れなかったんだけどなあ…

うつで外に出られず家にこもって居た頃、ダンナも帰りが毎日深夜で、全く声を出さない日々でした。
たまに何か話そうとすると、うまく口が回らなくなっていることに気付いたんで焦りました。
何か動物を飼うと話しかけるようになっていいっていうのを聞いたので、心療内科の先生に相談しました。
すると、「今まで飼ったことがある動物ならいいよ。初めてだと却って色んな心配事が増えて良くない」とのお答え。
うちのマンションは小鳥と魚しか飼っちゃダメなので、なら迷わずセキセイインコを飼うことに。
セキセイインコなら、子供のころから実家でも一人暮らしの時も飼っていたので。
そう決めたらなんだか久々にわくわくしてあちこちペットショップを回りだしたのを覚えています。
人ごみがダメなので、人の少ない平日の午前中しか行動できませんでしたが…。
帽子を深くかぶって、ひたすらセキセイインコのヒナのケージを覗き込む、怪しい奴でした(笑)

ちいは人に慣れさせるために育てられた子で、ひとり別のケージに入れられてこっちを見つめていました。
羽もクリッピングしてあったので触らせてくれると店員さんが入口に手をかけたら大喜びで走り寄ってきて。
その時慌ててコケたのが、もう可笑しくて(笑)
その場でよろしくね、になりました。

思えばちいが家に来てから、私の症状はずいぶん回復したように思います。



家に来たばかりの頃のちいが・・・・ こんなに大きくなりました!

ちい1ちい3





00:40 ちいもものこと
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