08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

久々に「怒り」大爆発

2016/11/14
まだまだ相変わらず徘徊ぐせが酷いです。
訳の判らない不安感に押し潰されそうになり、ひとところにじっとしてられません。
キッチンを行ったり来たり歩き回りながらあれこれ考え、自分を落ち着かせてまた戻って作業を進める…という感じなので、なかなか家事も思うようにいきません。
エビリファイを半分の量に減薬したけれど、効果は無いようです。
やはり、薬の副作用じゃないと思う。これもうつの症状のうちなんだろうか…。


土日、珍しく両方ともダンナが休みだったので、たまにはということで外食に出かけました。
ダンナは休みがとれると必ずどこかへ行こうと言ってきます。
私は人出の多い休日はあまり街へ行きたくないので内心嫌なのですが、ダンナなりに気を遣ってくれているのかも…と思うと無下には出来ません。渋々支度をします。

私はついに、ダンナと出かける時でさえ化粧が出来なくなりました。
以前はちゃんと化粧して出かけていたのですが、それも億劫で出来なくなったのです。
なのですっぴんにマスクです。ぐしゃぐしゃの髪は無理矢理帽子で隠します。
ダンナよ、汚い格好のままですまぬ…。


そんな訳で人混みにもまれ、ぐったりして帰宅したのですが、ポストを覗いたダンナに「何か来てるよ」と、一枚の紙を差し出されました。
その途端、いや~な予感がしました。
見ると、郵便局の通知です。
「お客様不在のため、宅配ボックスに入れさせて頂きました」

「またかよ!」
怒鳴る私。

私はちいのごはんや、もものごはん、牧草、トイレの砂などは全てネットで定期的に購入しています。
これらは大きくて重いので、どこが一番安いかを調べて、ふたつのショップから購入しているのですが、その際必ず「宅配ボックス使用不可」とお願いしています。
自分が留守の時にマンションの一階にある宅配ボックスに入れられてしまうと、自分の部屋までとても運べないからです。
けれども郵便局は守ってくれたためしがありません。これで二度目です。
佐川にも一回やられました。
以前やられた時は、困っていたらマンションの管理人さんが部屋まで運んでくれて、本当に申し訳ない思いをしました。
その時も郵便局にクレームを入れたのですが、配達した当人から謝罪の電話がある訳でもなく(佐川はきちんと当人から電話が来た)、対応も淡々としたものでした。
なので、またやられそうだなあ…と思っていたのですが、的中。
たまたま今回はダンナがいたので、「お・・・重い」と言いながら部屋に運んでもらえたのですが、私一人だったら到底無理です。

貼り付けてある伝票にきちんと、「宅配ボックス絶対不可」と書かれているのを確認してから、私は受話器を取り上げました。
こんなに腹が立ったのは本当に久しぶりです。


うつになってから、「絶望」とか「不安」とか「悲しみ」といったネガティブな感情に押されて、「喜び」とか「怒り」とか、大きくこころが動く感情はすっかりなりを潜めてしまっていました。
何を見てもこころが動かないし、理不尽なことがあって本来なら怒りの感情が湧いてくるところなのに、無反応で済ませてしまったり、感情が鈍くなっているようなのです。


けれども、何故かその時は物凄く自分のなかで「怒り」の感情が爆発してしまいました。
人混みに紛れて、疲れていたのかもしれません。
「まあいいや」とは行かなかったのです。

電話をすると、まずコールセンターに繋がりました。
事情を説明すると、相手は恐縮し、謝罪してきましたが、この人に怒っても仕方ありません。
自分も仕事をしていた時に、理不尽に客から怒られ、怒鳴られたりしていたので判るのです。
担当者から折り返し電話をくれるというので、私は待ちました。
ややあって、電話が来ました。
配達した当人の上司だという人でした。

さあ、怒っていいよ!…と、スイッチが入る私。

「自分では運べない大きな荷物なので、『宅配ボックス絶対使用不可』にしてるんです。それなのにこういうことをされてしまうと本当に困るんです。もうこれで二度目です。きちんと伝票の注意書きは見て頂けないのでしょうか?どうしたら守って頂けるのでしょうか?うちはこうした大きい荷物が定期的に出るので、毎回こういうことをされると本当に困るんです。」

私は怒りが頂点に達すると、慇懃無礼になり、言葉がすらすらと出てくるところがあります。
一気にまくしたててしまいました。
相手は平身低頭で、本人にもちゃんと言い聞かせるので…とひたすら謝っていましたが、信用できません。
「どうしたら守って頂けますか?」
と改めて問うと、黙り込んでしまう始末。
何だか、またやられそうです。

心理としては判るのです。
大きくて重い荷物を持ってきたら、不在。
傍に宅配ボックスがあれば、入れてしまう…という。

やっぱり日にち、時間指定をして、家にいるようにした方がいいのかなあ…。
「待つ」のが極度に苦手な私は、そうすると何も手に付かなくなるのです。

今までで一番忘れられない一件は、黒猫です。
夜、指定した時間を過ぎても荷物が来ない。
夜遅くなってしまって、こっちもやきもきしていたら、一本の電話が。
「あのう…今車の中を見たら、荷物が残っていて…。」
悪びれた様子もなく、淡々としてました。
我が家ではこれを、「黒猫事件」と呼んでいます。


さて。どうしたらいいんだろうなあ…。








1451458483813-crop-horz.jpg



★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★



14:44 日々あれこれ | コメント(0)

止められるかな?タバコ

2016/11/09
ジーンズの裾上げを頼んでいて、出来上がったのを取りに行き、履いてみたら…。
うーん、もう少し長くても良かったかな…。
失敗…と落ち込む私です。なんでもっと慎重に測って頼まなかったのかな。
切っちゃったものはもう戻せないよ。
今はネガティブ感情に支配されている私なので、こんな小さなことでもとことん落ち込んでしまう。
例によってうろうろと部屋中歩き回りながら考え込む私です。
情けないです。

さて。
私は喫煙するのですが、今禁煙に向けて減煙中です。
身体に悪いから…とかいう健康的な理由ではなく、金銭面でタバコ代がバカにならないから。
東京五輪に向けた受動喫煙防止対策で、タバコ1箱1000円以上(!)にする動きが活発化しているという話もありますし、街なかからどんどん姿を消してゆく喫煙スペース。
何だかタバコに振り回されているようで、内心嫌になってきたな…というのもあります。

うつになって家に引き籠ることが多くなってからというもの、私のタバコの本数はどかんと増えました。
仕事をしていた頃は、昼休みくらいしか喫えなかったけれども、今はいつでも喫える環境にあるので、ばんばん喫ってしまう訳です。
一日一箱弱だったのが、今や一日一箱では済まなくなってきていました。
値段にすると、私だけで一日二箱として毎日900円(!)浪費してる訳です。
うちはダンナも喫うので、金額にしたらとんでもない無駄遣い!

主治医には、「急にぱったり止めてしまうとストレスが溜まるから徐々に減らして行った方がいいね。」と言われていますし、自分でも守れそうにないので、取りあえず「なんとなく喫い」をやめることにしました。
「なんとなく喫い」っていうのは、食後とか、朝起きてすぐとか、タバコが本当に喫いたい時に喫うのではなく、暇だからとか、なんとなく手持無沙汰だからって取りあえず喫うタバコのことです。
これを止めるだけでも大層な減煙になります。
もともと私は、タバコを喫わない人達とランチや飲み会する時は喫わないでいられるし、減煙…ゆくゆくは禁煙できる気がするのです。禁酒に成功したように。

何となくですが、ニコチンに依存している訳ではなく、タバコを吸う動作…火を点け、吸い込み、煙を吐く…の方に依存している気がしないでもないのです。

そこで、買ってみました。電子タバコ。

1478503948964.jpg


実は電子タバコを買うのはこれが二度目で、以前、まだ電子タバコがそんなにメジャーじゃなかった頃に一回買ったことがあるのです。(結局無駄になりましたが)
今の電子タバコって、すごくコンパクトになってるんですねー。びっくり。価格もそんなにしません。
昔のはもっと高価で大きく、葉巻喫ってるのかって感じの大仰さがありました。


これにリキッドを入れて喫うと、先端が光り、ちゃんと煙がでるのです。USBで充電します。
リキッドも様々な味があって(チョコレート味とか柑橘系の味とかもある)、私は無難にメンソールとミントにしてみました。
使ってみると、最初は何だか馴染めなかったのですが、徐々に慣れてきて「これはこれで美味しいな」と思うようになりました(笑)

この電子タバコを「なんとなく喫い」に使って、本当に喫いたい時だけタバコを喫うようにしています。
おかげで一日の本数も一箱弱になりました。

──さて。続けられるかな?






1451458483813-crop-horz.jpg



★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★



14:31 日々あれこれ | コメント(2)

納豆毎日食べりゃいいんだよ

2016/08/29
どうしてもどうしてもバッサリ切った髪が気に入らなく、もっと短くしたくなった。
しかも夜中に急に。
そうやって気になることがあると、もう眠れない。
案の定、ベッドに入っても全く眠気が来ず、デパスを追加してやっと眠りについた。
翌朝、すぐに美容院に電話して予約を取った。
施術から一週間は、無料で直してくれるので有難い。
スーパーロングから一度切り始めると、とことんまで短くしたくなるようだ。

美容院で「女性ホルモン」の話になった。
私のように女性ホルモンが生まれつき少ない人は、肝斑(顔に左右対称に出来るしみ)があったりとか、髪がやはり少ないのですぐ判るそうだ。
「大豆イソフラボン採ってる?まめに採った方がいいよ」と言われて、急に不安になってきた。
私の場合、更年期とうつが合併して酷くなっているような気がするし、もしかしたら更年期が引き金なんじゃないかとか常々思っていた。
不意に汗が体中から噴き出るホットフラッシュは、一時ほどではないがまだ時々起こるし、何かほんとに加齢で体中から「女性ホルモン」が日に日に無くなっていくようである。
若い頃は婦人科にせっせと通って薬を飲んだりしていたが、次第に足が遠のき、特にうつになってからはそれに対して何の対策もしてないなあ…とふと思う。

ちゃっちゃと髪を切ってもらい、さらに少年のようになる私(少年通り越してのようだ)。
しかし、年が行ってからのショートって、一歩間違えるとおばさんになってしまう(おばさんだけどさあ…)ので、気をつけないと。

帰り道、ドラッグストアに寄った。
買い物用どでかいリュックを背負って来てるので、2リットルのお茶2本とアイスコーヒーのボトルなんかをどっさり買いこむ。
せっせとリュックに詰めていたら、隣のおばあさんに「若い人はいいわねえ。背中に背負って帰るの?」と不意に訊かれたので飛び上がる。
他人に急に話しかけられるのってやっぱり苦手である。
「背中に背負った方が楽なんですよ」と言ったら、「私には無理だわ~」と言って笑ってらした。
で、ついでに買ってきた。
大豆イソフラボンのサプリ。

1472450765106.jpg


大豆イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをすることから、更年期障害に効果があるとされ、更年期特有の症状であるほてりやのぼせが改善されたり、ホルモンバランスが崩れがちな女性にも効果があるらしい。
その他にも、骨粗鬆症の予防、循環器系疾患の予防、美肌。
それから血流を良くするので、冷え性にも効果が。さらに、悪玉コレステロールを減らしたり自律神経を安定させる作用もあるそうだ。(うつにもいいという話もある)

良いことづくめのように感じるが、採りすぎると逆に女性ホルモンのバランスを崩してしまうので危ないらしい。
国の機関の発表では、大豆イソフラボンの1日あたりの摂取目安量は70~75mgが上限だそうだ。
大豆イソフラボンが含まれる食品としては、納豆、豆乳、豆腐、油揚げ、大豆煮、きな粉、味噌など。
ちなみに納豆は1パックでほぼ1日分の大豆イソフラボンを摂取出来るとのこと。
なら、毎日納豆ご飯食べて、豆腐と油揚げのお味噌汁を飲み、豆乳飲んでりゃ済む話なんだろうが、今の私には、納豆を毎食かき混ぜるだけでも億劫なので無理である。
納豆は大好きなんだけどな…。

サプリや健康食品などで摂取する量は30mgまでが上限らしいのだが、買ってきたこれにはでっかく「イソフラボン40.8mg!」とある。…いいのか?と思ったが、調べると大豆イソフラボンは糖とアグリコンという物質がくっついているらしく、このアグリコンの量が上限が30mg…ということらしい。注意書きを見てみるとアグリコンは25mgだった。

しばらく飲んで様子を見てみようと思うが、なんと大豆イソフラボンって上手く吸収して役立てられる人とそれが上手く出来ない人の差があるらしい。これは体質なので仕方がない。
もしできなければ、いくら大豆イソフラボンをとっても無駄になってしまう。

何となく…だけど、自分って後者な気がする。
何となくだけど。




1451458483813-crop-horz.jpg



★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★



16:31 日々あれこれ | コメント(2)

髪バッサリ

2016/08/27
何度も書いているが、入浴が本当に億劫だ

冬ならいいのだが、夏は汗でびっしょり。
シャワーを何日も浴びないと、今度はそれがストレスになる。
特に嫌なのが髪を洗うことで、洗ってドライヤーで乾かす…と言う行為がとても苦しい。
自然乾燥にしてしまえばいいのだが、私は変なところが律儀で、洗ったら洗ったでドライヤーをかけないと気が済まない。
だったらどうしたいんだ…!と叫びたくなるくらいに私の行動は矛盾ばかりだ。

以前は背中の真ん中下あたりまであった髪を、数カ月前にシャンプーが大変だからと肩くらいまで切ったのだが、それでももう駄目だ。限界だ。
毎日毎日、苦痛で仕方がないので、もうバッサリ切ることにした。
出来れば丸坊主にしたいところだが、さすがに家にこもっていると言っても勇気が出ず、ドライヤーをササッとかける程度で済む、ショートにしようと思い立った。

髪の毛って「切ろう」と思い立ったらすぐ切らないと気が済まない。
な訳で、行きつけの美容院にすぐに予約の電話を入れたのだが、何とお盆休み中。
空しいテープの案内をただじっと聞く私。
もう我慢できないので、そのへんの美容院にでも行って切って来るかと一瞬いきり立ったが、冷静になって考えるとそれは出来ない。
私の髪は特殊で、もう20年近く通っているあの美容師さんじゃないと落ち着いてまかせられないのだ。

私は、なんとつむじが4つある。
両のこめかみにひとつずつと、後ろの左右に2つ。
なので一体どこで分けたらいいんだと言う具合に髪が渦巻いている。
おまけにくせ毛で、髪が細く量も少ない。
普通の人が難なく出来る髪型が、私には出来ないことが多いのだ。
この厄介な私の髪を熟知している彼にしかまかせられない。
この髪ゆえの色々なアドバイスもしてくれるし、彼は私の病気のことも知っているので、気を遣って他のアシスタントの人もあまり話しかけないでいてくれる。

…というか。もう他の店で、
「つむじ4つあるんですね」
「髪の量が少ないですね」
とか、一から話しかけられるのが億劫でたまらないのだ。

ネットで検索し、「こんな感じかな?」という写真をスマホに保存してみる。
だけど多分、出来上がりは全く違うんだろうなあ。毎度のことだけど…と溜息を吐く。

店のお盆休みが開けたと同時に予約を入れて、しぶしぶ髪を洗い(シャンプー料金取られたくない)、嫌々化粧をして雨の中出かけた。
思った通り、休み明けなのでお客さんが沢山居た。
もうそれだけで憂鬱になる私。

──お客さんで時々、いませんか?
常連さん(?)で、すっごい声の大きい、良く喋るおばさんとか、若い女の人。
何がそんなに楽しいのか、でっかい声で店員さんとあれやこれや喋りまくりながらロット巻かれたりしてる人。
運悪く、隣の席にそんなおばさんが後から来てしまい、地獄だった。
話の内容は店中に筒抜けで、聞きたくもないのにそのおばさんが8月の終わりに山中湖に行くんだとか、9月はゴルフでグアムに行くんだとか、不要な情報がどんどん耳に入って来る。
美容院でも耳栓使いたいくらいだった。
美容師さんも大変だなあ…。

ふと気が付くと、鏡の中に少年みたいになった私が居た。
私は美容院に行くとすぐさま週刊誌を手に取り、滅多に鏡の中の自分を見ない。
醜く嫌で、見たくないのだ。最後まで全てお任せである。

髪をバッサリ切ったら、肩が軽くなった。
これで楽になった。パーマも毛先にかけたので、ササッとドライヤーをかけて、あとは自然乾燥で済む。
髪質が髪質なので、ロングヘアに思い入れなんて全くないし。
見てくれなんかもうどうでもいいのだ。
ただ毎日、少しでも煩わしいことから解放されたい、それだけだ。

ちなみに、持って行った写真と比べると、やはり全く仕上がりが違っている。
美容師の彼の腕が劣っている訳ではないことは、もはや言うまでもない。





1451458483813-crop-horz.jpg



★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★



18:55 日々あれこれ | コメント(0)

台風の中、わざわざ出かける

2016/08/22
私は血圧が低い。これは父親譲りである。
最高血圧が100には滅多に行かない。

朝、凄くだるくて起きられない日があるのは、うつじゃなくて低血圧のせいなんじゃないかと最近思い始めた。
それで、どうも調子が悪い日はうちにある血圧計で測ってみることにした。
するとやっぱり血圧が低い。
この毎日の異常なだるさが、うつによるものなのか、デパスの飲みすぎなのか、低血圧によるものなのか最近判らなくなってきた。

めまいやたちくらみも酷い。
この前なんか嫌々の入浴中に、下を向いてシャワーを髪にかけ、ばっと上を向いた途端くら~っときて怖くなった。
貧血っぽい症状が出る時もある。
私は、生まれつき女性ホルモンが普通の人よりも少ないらしく、まだ若いうちに閉経してしまったので、そういう人は鉄分不足になるらしい。
なので、鉄分をサプリで懸命に採っているが、果たして効き目があるのかどうか。

そんな訳で今日もうつなんだか低血圧なんだかで、朝から酷くだるい。
起き上がれず、朝のルーチンをやっとこなしてまたベッドで横になるが、上階からの音が気になって眠れない。実際に音がしている訳じゃないのだが、「するんじゃないか」と、家に居る間は四六時中、予期不安で身構えているのでもうくたくただ。
目を閉じてあれこれネガティブな思考を繰り広げるのみである。

そんなうちにも外は雨風がだんだん酷くなってきている。
暇なので外ばかり見ていた。

困ったな。食料が何もないし、切らして困っているものもある。

小降りになったところを狙って行ってこようと思っているのだが…。
いつまでたっても小降りにならないので、意を決して暴風雨の中出かけることにした。
雨に濡れてもいいリュックを背負い、すっぴんに帽子をぎゅっとかぶり、骨が16本の傘で出かける。長靴を履いて行こうと思ったが、出すのが面倒なので濡れてもいいようにサンダルで出かけた。これを後で酷く後悔することになる。

マンションのエントランスに管理人さんが居て、
「え?出かけるの?!」と驚かれた。
「びっしょびしょになっちゃうよ。気をつけて。」

外は凄い風と横殴りの雨で、16本の傘も裏返りそうである。
マンションを出て100mも歩かないうちにすでにずぶ濡れ。
おまけにサンダルが濡れて滑って仕方がない。
長靴を履いて来れば良かった。後悔してもすでに遅し。
何度かつんのめりながらスーパーに到着。
びっくりしたんだけど、客が私とあと二人くらいしかいない。
…そりゃそうだよね。こんな時に出て来る人あまりいないよなあ。
濡れた体に効きすぎた冷房で、凍えそうである。

買い物を済ませてまたつんのめりながら歩いていると、風で煽られ、傘がひっくり返りそうになった。
それに気を取られた瞬間に帽子を飛ばされる。
慌てて転がる帽子を追っていたら、サンダルが脱げてしまった。
裸足で走る私。
なにをやってるんだろう…。

ぐしょぐしょでマンションに辿り着いたら、管理人さんに「大丈夫だった?」と訊かれたので
「ダメだった。」と答える。
管理人さんも朝、出勤して来たらもう体中びしょ濡れで、着てきた私服を管理人室に干してあると言っていた。
「きっと乾かないから、帰り濡れたので帰らなきゃなんないよー」と嘆いていた。
こんな中、出勤する人は大変だな。
電車も遅れが出ているし、あちこち運転見合わせの情報が次々に入る。

帰宅したら、いきなりスマホが聞いたことも無い音でけたたましく鳴りだしたのでびくんとする。
見ると、「避難勧告」だった。
ええっ?と焦って落ち着いてみると、隣の市のもの。
うちは近所の川を挟むともう隣の市なので、時々GPSでも隣の市になってしまうことがあるのだ。
隣の市は丘陵地帯だから、崖なんかが多い。
避難場所がいくつもあげられていた。

びしょびしょになったリュックを拭きながら外を見ると、何だか小降りになっているではないか。
おまけに、切らして困っていたものを買ってくるのを忘れたことに気付く。
私は何のために出ていったのか。
その場に座り込んでしまった。

それにしても、最近買い物に行って「買い忘れ」が多くなったなあと思う。
メモを書いて持って行っても忘れる。酷い時はその書いたメモを家に忘れる。

うつのせいで忘れっぽいのか、老化なのか。
肩を落とすばかりである。
何だか酷く疲れてしまった。





1451458483813-crop-horz.jpg



★よろしかったらポチッとお願いします。励みになります…★



15:25 日々あれこれ | コメント(2)
« Prev | HOME | Next »